急性毒性
経口
GHS分類: 區(qū)分外 本物質は結晶質、非晶質を包含した二酸化ケイ素の総稱である。 [なお、健康有害性に関しては、 結晶質シリカ (石英) (CAS番號: 14808-60-7)、 結晶質シリカ (クリストバライト) (CAS番號: 14464-46-1)、 結晶質シリカ (トリポリ) (CAS番號: 1317-95-9)、 結晶質シリカ (トリジマイト) (CAS番號: 15468-32-3)、 非晶質シリカ (シリカゲル、沈降シリカ) (CAS番號: 112926-00-8)、 非晶質シリカ (珪藻土 (未焼成)) (CAS番號: 6179-53-2)、 非晶質シリカ (石英ガラス) (CAS番號: 60676-86-0)、 非晶質シリカ (ヒューム)、シリカヒューム (金屬シリコン製造時の副生成物) (CAS番號: 69012-64-2) も參照のこと] ラットのLD50値として、> 3,160 mg/kg (EPA pesticide (1991))、> 3,300 mg/kg (親水性焼成シリカ)、> 2,000 mg/kg (疎水性焼成シリカ)、> 5,000 mg/kg (疎水性焼成シリカとして3件、親水性沈降シリカとして1件、計4件)、> 5,110 mg/kg (親水性沈降シリカ) (ECETOC JACC (2006)、SIDS (2006)) との8件の報告がある。最も多くのデータ (7件) が該當する區(qū)分外とした。
経皮
GHS分類: 區(qū)分外 ウサギのLD50値として、> 2,000 mg/kg (シリカゲル) 及び> 5,000 mg/kg (沈降シリカ) (ECETOC JACC (2006)、SIDS (2006)) との報告に基づき、區(qū)分外とした。
吸入:ガス
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における固體である。
吸入:蒸気
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における固體である。
吸入:粉じん及びミスト
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。親水性シリカのラットのLC50値 (4時間) として、> 0.691 mg/L (ECETOC JACC (2006)) 及び> 2.08 mg/L (ECETOC JACC (2006)、SIDS (2006))、疎水性シリカのラットのLC50値 (4時間) として、0.09 mg/L、0.09~0.84 mg/L、0.45 mg/L、0.5 mg/L、0.6 mg/L、0.8 mg/L、1.65 mg/L、> 2.22 mg/Lとの8件の報告、計10件の報告 (ECETOC JACC (2006)) がある。ECETOC JACC (2006) 本文中には、疎水性シリカでみられた死亡は毒性によるものではなく、被験物質粒子の高濃度投與での窒息によるとの記載があるため、分類には採用しなかった。親水性シリカの2件の情報のみでは區(qū)分を特定できない。なお、被験物質が固體であるため、粉じん、ミストの基準値を適用した。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
GHS分類: 區(qū)分外 ウサギを用いた皮膚刺激性試験 (OECD TG 404) において、沈降シリカ (CAS番號: 112926-00-8) を適用した結果刺激性はみられなかったとの報告 (SIDS (2006)、ECETOC JACC (2006)) がある。また、形態(tài)の異なる沈降シリカ又は非晶質シリカ (CAS番號: 112945-52-5) をそれぞれウサギに24時間適用した試験において、いずれも刺激性はみられなかったとの報告がある (SIDS (2006)、ECETOC JACC (2006))。以上より、區(qū)分外とした。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
GHS分類: 區(qū)分2 ウサギを用いた眼刺激性試験 (OECD TG 405) において、沈降シリカ (CAS番號: 112926-00-8) 適用による刺激性はみられなかったとの報告がある (SIDS (2006)、ECETOC JACC (2006))。また、形態(tài)の異なる沈降シリカ又は非結晶性シリカ (CAS番號: 112945-52-5) をウサギに適用した試験の報告が複數あり、眼刺激性はみられなかったとの報告や、軽度の結膜炎、軽度から中等度の結膜発赤、角膜混濁がみられたとの報告があるが、いずれの癥狀も回復性であったとの報告がある (SIDS (2006)、ECETOC JACC (2006))。以上より區(qū)分2とした。
呼吸器感作性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
生殖細胞変異原性
GHS分類: 分類できない ガイダンスの改訂により區(qū)分外が選択できなくなったため、分類できないとした。すなわち、in vivoでは、経口投與によるラットの優(yōu)性致死試験、経口投與によるラット骨髄細胞の染色體異常試験で陰性 (ECETOC JACC (2006)、SIDS (2006))、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験、哺乳類培養(yǎng)細胞の遺伝子突然変異試験、染色體異常試験で陰性、哺乳類培養(yǎng)細胞の小核試験で弱陽性である (ECETOC JACC (2006)、SIDS (2006)。
発がん性
GHS分類: 區(qū)分1A 本CAS番號が示す物質群はシリカ (SiO2) で、シリカの全形態(tài)が包含される (ECETOC JACC No. 51 (2006))。すなわち、本物質群には結晶質シリカが含まれ、その発がん性分類結果が適用可能と考えられることから、本項は區(qū)分1Aとした。
生殖毒性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
GHS分類: 區(qū)分3 (気道刺激性) シリカゲル (CAS番號: 112926-00-8) は気道刺激性があるとの報告 (SIDS (2006)、ECETOC JACC (2006)) から、區(qū)分3 (気道刺激性) とした。
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
GHS分類: 區(qū)分1 (呼吸器、免疫系、腎臓) ヒトにおいて、石英、クリストバライトでは珪肺癥が報告されている。また、実験動物においても石英、クリストバライトで線維形成性があることが報告されており、そのほか、石英では自己免疫疾患、慢性腎疾患及び無癥狀性の腎変性、溶融シリカで金屬ヒューム熱のような回帰熱の報告がある (ACGIH (7th, 2006))。 したがって、區(qū)分1 (呼吸器、免疫系、腎臓) とした。
吸引性呼吸器有害性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。