急性毒性
経口
GHS分類: 區(qū)分2 ラットのLD50値として、10~25 mg/kg、15 mg/kg、76 mg/kg (EHC 182 (1996))、及び16 mg/kg (PATTY (6th, 2012)) の4件の報告があり、區(qū)分2に該當(dāng)する報告が3件、區(qū)分3に該當(dāng)する報告が1件であることから、該當(dāng)する件數(shù)の多い區(qū)分2を採用した。
経皮
GHS分類: 區(qū)分3 ラットのLD50値として、500 mg/kg (EHC 182 (1996))、550 mg/kg (PATTY (6th, 2012) の報告に基づき、區(qū)分3とした。
吸入:ガス
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における固體である。
吸入:蒸気
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における固體である。
吸入:粉じん及びミスト
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。なお、本物質(zhì)を1%含む粒剤と2%含む液剤のウサギに対する皮膚一次刺激性試験で、それぞれ無刺激性物質(zhì)と軽度の刺激性物質(zhì)に分類されている (日本農(nóng)薬學(xué)會誌 (1993))。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。なお、本物質(zhì)を1%含む粒剤と2%含む液剤のウサギに対する眼一次刺激性試験で、それぞれ最小限度の刺激性物質(zhì)と無刺激性物質(zhì)に分類されている (日本農(nóng)薬學(xué)會誌 (1993))。
呼吸器感作性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。なお、本物質(zhì)が1%含まれる粒剤と2%含まれる液剤のBuehler試験が行われており、1%粒剤、2%液剤ともモルモットの皮膚に対して感作性のない物質(zhì)であると判斷されている (日本農(nóng)薬學(xué)會誌 (1993))。
生殖細(xì)胞変異原性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。すなわち、in vivoデータはなく、in vitroでは細(xì)菌の復(fù)帰突然変異試験で陰性である (日本農(nóng)薬學(xué)會誌 (1993))。
発がん性
GHS分類: 分類できない タリウム及びタリウム化合物の発がん性に関しては、ヒト、実験動物とも評価に利用可能な情報がなく (IRIS Tox. Review (2009))、EPAは可溶性タリウム塩に対し2005年クライテリアでⅠ (Inadequate information to assess the carcinogenic potential) に分類している (IRIS (2009)、IRIS Tox. Review (2009))。よって、本項(xiàng)は分類できないとした。
生殖毒性
GHS分類: 區(qū)分2 雄ラットに本物質(zhì)を60日間飲水投與 (約0.7 mg/kg/day) 後に精巣精細(xì)管上皮の配列異常、セルトリ細(xì)胞の空胞化、異常精子數(shù)の増加、精子運(yùn)動能の低下などがみられた (ACGIH (7th, 2010)、IRIS Tox. Review (2009)、PATTY (6th, 2012)、HSDB (Access on May 2016)) ことから、本物質(zhì)の精巣毒性が示唆される。また、本物質(zhì)が胎盤通過性のあること (ACGIH (7th, 2010))、及び妊娠ラットに本物質(zhì)2.0 mg/kg/dayを非経口投與 (注射) した結(jié)果、胎児に胎児體重低値、骨化遅延、及び水腎癥の頻度増加など発生毒性がみられた (ACGIH (7th, 2010)、HSDB (Access on May 2016)) との記述がある。 以上、催奇形性を含む発生毒性については1件のみのデータで非経口経路であること、投與期間及び母動物毒性の有無が不明など分類に用いるには不適切な知見と考えられる。しかし、本物質(zhì)に精巣毒性の証拠があること、胎盤通過性のあることから判斷して、本項(xiàng)は區(qū)分2とした。
特定標(biāo)的臓器毒性(単回ばく露)
GHS分類: 區(qū)分1 (神経系、呼吸器、心血管系、消化管、肝臓、腎臓、皮膚) ヒトでは事故又は事件による硫酸タリウム摂取により食欲不振、吐き気、嘔吐、胸骨後部及び腹部の疼痛、消化管出血 (血便)、便秘が起こる。その後に、中樞及び末梢神経系への影響として手足の知覚異常、無気力、幻覚、譫妄狀態(tài)、痙攣、昏睡が、循環(huán)器への影響として高血圧、頻脈、及び重癥の場合には心不全が、皮膚への影響として脫毛が起こる。死因は主に腎臓、中樞神経系及び心不全である (EHC 182 (1996)、ACGIH (7th, 2001)、ACGIH (7th, 2010)、IRIS (2005)、ATSDR (1992))。死後剖検又は生検により、腸粘膜、肺、內(nèi)分泌腺及び心臓の出血、肝臓及び心臓組織への脂肪の沈著、腎臓糸球體と尿細(xì)管の変性が認(rèn)められる (EHC 182 (1996))。 実験動物では硫酸タリウムの區(qū)分1に相當(dāng)するガイダンス値での単回投與で、腎組織の変性と壊死、さらに糸球體ろ過速度と尿量の減少及び尿蛋白の増加が認(rèn)められた (EHC 182 (1996)、ACGIH (7th, 2010))。また、血管運(yùn)動反応の低下に加えて呼吸器への直接的な影響がみられた (EHC 182 (1996))。 以上より、區(qū)分1 (神経系、呼吸器、心血管系、消化管、肝臓、腎臓、皮膚) とした。
特定標(biāo)的臓器毒性(反復(fù)ばく露)
GHS分類: 區(qū)分1 (神経系、皮膚、生殖器 (男性)) ヒトにおいて本物質(zhì)限定の情報はない、しかし、吸入ばく露されたタリウムは神経に影響を及ぼす (ATSDR (1992))、主訴は腹痛、疲労感、刺激性、體重減少、腳の痛みであった。脫毛が4人にみられた (ACGIH (7th, 2001))、興奮と不眠が最初の癥狀であった (PATTY (5th, 2001))、感覚異常や筋肉及び関節(jié)痛等の多発性神経炎、頭痛、不眠、疲労感等の神経癥狀 (EHC 182 (1996)) 等の記述がある。 実験動物では、ラットを用いた飲水投與による40週間反復(fù)投與毒性試験において、區(qū)分1の範(fàn)囲で皮膚障害、坐骨神経のワーラー変性等の報告 (EHC 182 (1996))、90日間強(qiáng)制経口投與毒性試験において、區(qū)分1の範(fàn)囲で脫毛の報告 (EHC 182 (1996))、飲水投與による60日間反復(fù)経口投與毒性試験において、精巣影響 (精細(xì)管上皮の配列異常、セルトリ細(xì)胞の細(xì)胞質(zhì)空胞化及び滑面小胞體の拡張、セルトリ細(xì)胞と精祖細(xì)胞に局在する精巣β-グルクロニダーゼ活性の低下、精巣內(nèi)タリウムの高濃度、精子運(yùn)動能低下) 等の報告 (IRIS Tox. Review (2009)) がある。 以上のように、神経系、皮膚、精巣が標(biāo)的臓器と考えられた。したがって區(qū)分1 (神経系、皮膚、生殖器 (男性)) とした。
吸引性呼吸器有害性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。