急性毒性
経口
GHS分類: 區(qū)分外 ラットのLD50値として、3,320 mg/kg (HSDB (Access on June 2016)、BUA 167 (1995))、3,000~5,000 mg/kg (HSDB (Access on June 2016))、5,060 mg/kg (BUA 167 (1995))、6,200 mg/kg (BUA 167 (1995))、6,900 mg/kg (BUA 167 (1995)) の5件の報告がある。したがって區(qū)分外とした。
経皮
GHS分類: 區(qū)分外 ラットのLD50値として、> 2,000 mg/kg (雌雄) (BUA 167 (1995)) との報告に基づき、區(qū)分外とした。
吸入:ガス
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における固體である。
吸入:蒸気
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における固體である。
吸入:粉じん及びミスト
GHS分類: 區(qū)分外 ラットのLC50値 (4時間) として、> 32,540 mg/m3 (BUA 167 (1995)) との報告に基づき、區(qū)分外とした。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
GHS分類: 區(qū)分外 ウサギに90 %溶液 (1% aqueous methydroxyethyl cellulose) を24時間閉塞適用した皮膚刺激性試験において、刺激性が認(rèn)められないことから (BUA 167 (1995))、區(qū)分外とした。なお、同様の溶液を8時間/日で5日間閉塞適用でも、刺激性はみられなかった (BUA 167 (1995))。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
GHS分類: 區(qū)分2B ウサギに90 %溶液 (媒體:1%メチルヒドロキシエチルセルロース) を適用した眼刺激性試験において発赤が生じ、48時間後でも、軽減されたものの殘っていたことから (BUA 167 (1995))、區(qū)分2Bとした。
呼吸器感作性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。なお、モルモットの皮膚感作性試験 (マキシマイゼーション法) で、トリクロロ酢酸は陰性であったとの報告がある (BUA 167 (1995)) が、ナトリウム塩のデータは入手できなかった。
生殖細胞変異原性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
発がん性
GHS分類: 區(qū)分2 ヒトの発がん性に関する情報はない。実験動物ではトリクロロ酢酸 (TCA) を水酸化ナトリウムで中和してマウスに飲水投與した複數(shù)の発がん性試験において、雌雄に肝臓腫瘍 (肝細胞腺腫/肝細胞がん) の増加がみられており、IARCはTCAの発がん性をグループ2Bに分類した (IARC 106 (2014))。TCAの発がん性分類に関してはACGIHがA3に (ACGIH (7th, 2001))、EPAがSに (IRIS Summary (2011)) 分類している。以上、TCAの動物試験結(jié)果に基づく分類結(jié)果は本物質(zhì)の発がん性分類にも適用可能と考え、本項は區(qū)分2とした。
生殖毒性
GHS分類: 區(qū)分2 本物質(zhì)自體の試験結(jié)果はないが、トリクロロ酢酸 (TCA) を妊娠ラットに強制経口投與 (妊娠6~15日) した試験において、母動物毒性 (體重増加抑制、腎臓?脾臓重量増加) がみられる用量で、胚吸収の増加、胎児重量の減少に加えて、心血管系奇形や骨格奇形の発生頻度の増加がみられた (ACGIH (7th, 2001)、HSDB (Access on June 2015))。この結(jié)果を本物質(zhì)にも適用し、本項は區(qū)分2とした。
特定標(biāo)的臓器毒性(単回ばく露)
GHS分類: 區(qū)分3 (麻酔作用) ヒトでは本物質(zhì)の吸入により、鼻腔、咽頭腔、気管及び肺の痛みを伴う刺激が報告されている (BUA 167 (1995))。List 2の資料であるため、區(qū)分2 (呼吸器) とした。また投與量の詳細な記載はないが、ラット及びイヌの単回経口ばく露試験で、運動失調(diào)、鎮(zhèn)靜、反射の減弱、昏睡がみられたとの記載がある (BUA 167 (1995))。したがって區(qū)分3 (麻酔作用) とした。
特定標(biāo)的臓器毒性(反復(fù)ばく露)
GHS分類: 分類できない ヒトについては吸入による眼刺激、呼吸器の刺激による咳の報告があるが、反復(fù)ばく露の特定標(biāo)的臓器としての影響は報告されていない。 実験動物では、ラットにおいて混餌投與による4ヵ月間あるいは104週間反復(fù)投與毒性試験において區(qū)分2を超える範(fàn)囲で體重増加抑制の報告があるが、重篤な影響はみられていない。イヌでは混餌投與による90日間反復(fù)投與毒性試験において區(qū)分2を超える用量である2,000 ppm (120 mg/kg/day) で、體重増加抑制、一般狀態(tài)悪化、歯肉及び口腔粘膜壊死、貧血、白血球増多癥、尿の所見、肝臓?心筋?骨格筋の傷害、精子産生の障害が報告されている (BUA 167 (1995))。 區(qū)分2までの範(fàn)囲內(nèi)で影響が報告されていないことから、分類できないとした。
吸引性呼吸器有害性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。