急性毒性
経口
GHS分類: 區(qū)分3 マウスのLD50値として、103 mg/kgとの報告 (HSDB (2015)) に基づき、區(qū)分3とした。なお、ラットのLD50値として、> 2,000 mg/kg (GESTIS (2015)) との情報があるが、出典が不明である。
経皮
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
吸入:ガス
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における固體である。
吸入:蒸気
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における固體である。
吸入:粉じん及びミスト
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。なお、ラットのLC50値 (4時間) として、0.53 mg/L (GESTIS (2015)) との情報があるが、出典が不明である。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
GHS分類: 區(qū)分2 本物質(zhì)は重度の眼刺激性があるとの記載や (HSDB (2015))、組織に強い刺激性があるとの記述 (HSDB (2015)) があることから區(qū)分2とした。なお、List3の情報にも本物質(zhì)は眼に対して刺激性を有するとの記載がある (GESTIS (2015))。
呼吸器感作性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。なお、本物質(zhì)及び硫酸アルミニウムを扱う職業(yè)ばく露において刺激性の粒子による喘息癥狀が報告されている (EHC 194 (1997))。
皮膚感作性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
生殖細胞変異原性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。すなわち、in vivoデータはなく、in vitroでは細菌の復帰突然変異試験で陰性である (NTP DB (2015))。
発がん性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。なお、ACGIHは金屬アルミニウム及び不溶性アルミニウム化合物に対し、また、フッ素化合物に対し、それぞれA4に分類している (ACGIH (7th, 2001) Fluorides、HSDB (2015))。
生殖毒性
GHS分類: 區(qū)分2 List1の情報源からは分類に利用可能なデータは得られなかったが、List 2 のHSDBに催奇形性試験結果についての記述がある。すなわち、妊娠ラットの妊娠期間を通して、本物質(zhì)を吸入ばく露した催奇形性試験において、0.03~0.2 mg/m3で受精卵の著床前胚致死率の増加、さらに高濃度では胎児毒性、催奇形性が生じたと報告されているが、母動物毒性については記述がない (HSDB (2015))。ただし、原著 (Lenchenko, V.G. et al. (1974)) はロシア語で、詳細內(nèi)容の確認は困難であるが、極めて低濃度から胚致死、奇形誘発など重大な生殖毒性影響を示唆する報告であることを考慮し、本項はこの1報告のみにて區(qū)分2に分類した。
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
GHS分類: 區(qū)分3 (気道刺激性) 本物質(zhì)は気道刺激性を有し、鼻血、嘔吐を引き起こす (HSDB (2015)) とのデータに基づき、區(qū)分3 (気道刺激性) とした。
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
GHS分類: 區(qū)分1 (骨) 本物質(zhì)のデータはない。 本物質(zhì)はアルミニウムの精錬において添加剤として用いられる。 アルミニウム精錬でフッ化物のばく露を受けた労働者の疫學調(diào)査において、比較的高濃度 (2.4~6.0 mg/m3) のばく露を受けた従業(yè)員107人の大多數(shù)が10年間のばく露後にフッ素沈著癥になり、15年後に脊柱の可動性が制限された中等度から重度の骨硬化癥が認められた (ACGIH (7th, 2001) Fluorides)。また、フッ化物の職業(yè)ばく露により労働者が平均2.65 mg/m3の濃度では労働者に骨の病変はみられず、平均3.38 mg/m3の濃度で骨の変化がみられたとの報告がある (ACGIH (7th, 2001) Fluorides)。 したがって、區(qū)分1 (骨) とした。 なお、本物質(zhì)による歯への影響は報告されていないが、フッ素の多量の摂取は主として骨格組織 (骨と歯) に影響を及ぼすことが明らかにされており、歯のフッ素癥は骨とは異なり、通常生後から6あるいは8歳までの歯の発達の段階にのみ生じること (IPCS 227 (2002))、1.5 mg/LというWHOの飲料水ガイドライン値を超える濃度は、歯のフッ素癥の増加のリスクを伴い、さらにもっと高い濃度では骨フッ素癥に至ること (WHO (2011) Guidelines for drinking-water quality – 4th ed.)、などから、本物質(zhì)による小児での歯への影響の可能性も考えられる。
吸引性呼吸器有害性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。