急性毒性
経口
ラットのLD50値 (OECD TG 423) として、約2,000 mg/kgとの報告 (SIDS (2011)) に基づき區(qū)分4とした。なお、ラットのLD50値として、3,500 mg/kg (85%) (純品換算値:2,975 mg/kg)、4,200 mg/kg (80%) (純品換算値:3,360 mg/kg)、4,400 mg/kg (75%) (純品換算値:3,300 mg/kg) との報告 (SIDS (2011)) (いずれも區(qū)分外に相當) があるが、OECD TG 423のデータを優(yōu)先して、區(qū)分4とした。
経皮
ウサギのLD50値として、3,500 mg/kg (85%) (純品換算値:2,975 mg/kg)、4,200 mg/kg (80%) (純品換算値:3,360 mg/kg)、4,400 mg/kg (75%) (純品換算値:3,300 mg/kg) との報告 (SIDS (2011)) に基づき、區(qū)分外 (國連分類基準の區(qū)分5) とした。
吸入:ガス
GHSの定義における固體である。
吸入:蒸気
GHSの定義における固體である。
吸入:粉じん及びミスト
ラットのLC50値 (1時間) として、3,846 mg/m3 (4時間換算値:0.9615 mg/L) との報告 (SIDS (2011)) に基づき、區(qū)分3とした。なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度 (0.158.2 mg/L) より高いため、粉じんの基準値を適用した。優(yōu)先度の高い新たな情報源 (SIDS (2011)) を追加し、區(qū)分を見直した。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
ウサギに本物質(zhì)の85%溶液を適用した結(jié)果、4時間以內(nèi)に腐食性がみられたとの報告がある (SIDS (2011))。一方で、75%溶液を4時間半閉塞適用した結(jié)果、腐食性はみられなかったとの報告がある (SIDS (2011))。また、詳細は不明であるが、75%溶液は皮膚に激しい薬傷を引き起こすとの記載がある (産衛(wèi)學會許容濃度の提案理由書 (1990))。本物質(zhì)は強酸性を示し、EPA Pesticideにより刺激性Ⅰ、EU DSD分類で「C; R34」、EU CLP分類で「Skin Corr. 1B H314」に分類されている。以上の結(jié)果から區(qū)分1とした。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
ウサギの眼に本物質(zhì) (75-85%) を適用した結(jié)果、腐食性がみられたとの結(jié)果がある (SIDS (2011))。また、本物質(zhì)は皮膚腐食性/刺激性で區(qū)分1に分類されている。以上の結(jié)果より、區(qū)分1とした。
呼吸器感作性
データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
データ不足のため分類できない。
生殖細胞変異原性
データ不足のため分類できない。In vivoデータはなく、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験、哺乳類培養(yǎng)細胞の染色體異常試験で陰性である(SIDS (2011))。
発がん性
データ不足のため分類できない。
生殖毒性
ラットを用いた経口経路 (強制) での反復投與毒性?生殖毒性併合試験 (OECD TG 422) において、親動物毒性 (雌で2/13例死亡) がみられる用量においても生殖毒性、発生毒性はみられていないとの報告がある (SIDS (2011))。しかし、スクリーニング試験であること、催奇形性に関する情報が不足していることから分類できないとした。
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
本物質(zhì)はヒト及び実験動物に気道刺激性がある (産衛(wèi)學會許容濃度の提案理由書 (1990)、SIDS (2011)、ACGIH (7th, 2001)、EPA Pesticide (1993))。ヒトの事例は複數(shù)あるが、吸入では重度のばく露で嗄聲、呼吸困難、喘鳴(喉頭浮腫による)、最も深刻なケースでは非心原性肺水腫を引き起こす場合がある。経口摂取で悪心、嘔吐、腹痛、出血性下痢、食道、胃の刺激あるいは火傷が報告されている (HSDB (Access on September 2014)、UKPID MONOGRAPH (1998))。 以上より、區(qū)分1(呼吸器) とした。
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
ヒトでの有害性知見はない。実験動物ではラットに本物質(zhì)を強制経口投與 (雄:42日間、雌:40-52日間) した反復投與毒性?生殖発生毒性併合試験において、250 mg/kg/day (90日換算: 約117 mg/kg/day (區(qū)分外)) まで無毒性であり、500 mg/kg/day で死亡例がみられたものの、標的臓器は不明であった (SIDS (2011))。よって、経口経路では區(qū)分外相當であるが、他の経路での毒性情報がなく、データ不足のため分類できない。
吸引性呼吸器有害性
データ不足のため分類できない。