急性毒性
経口
ラット LD50 = 25000 mg/kg(ACGIH (2001))および 24600 mg/kg(EHC 158(1994))に基づき、區(qū)分外とした。
経皮
ラットLD50= >2500mg/kg(EHC 158(1994))および、ウサギ LD50= > 10000 mg/kg (EHC 158(1994))に基づき、區(qū)分外とした。
吸入
吸入(粉じん): ラットLC50(4h)=>0.439mg/Lの報(bào)告があるが(ACGIH (2001))、區(qū)分を特定できないので分類できない。
吸入(蒸気): データなし
吸入(ガス): GHSの定義により固體である。
皮膚腐食性?刺激性
ウサギを用いた2件の皮膚刺激性試験の結(jié)果、「高用量でのみ軽度の紅斑が認(rèn)められたが48時(shí)間後には回復(fù)」および「非常に軽度の刺激性あり」と記述されている(EHC 158(1994)、ACGIH (2001))。また、ヒトでは職業(yè)ばく露により非常に軽度の皮膚炎、また24時(shí)間適用パッチテストにより6人中3人に軽度の刺激性が報(bào)告されている(EHC 158(1994))。以上より、ヒトおよび動(dòng)物とも報(bào)告されている刺激性は軽度あるいは非常に軽度との結(jié)果から、分類JISによる基準(zhǔn)に基づき區(qū)分外(國連GHS分類基準(zhǔn)の區(qū)分3に該當(dāng))とした。
眼に対する重篤な損傷?刺激性
ウサギの試験で軽度刺激性と評価されている(EHC 158(1994)、ACGIH(2001)、IUCLID (2000))。また、ほとんどが24時(shí)間以內(nèi)に回復(fù)したとの記述(EHC 158(1994))もあることから、區(qū)分2Bとした。
呼吸器感作性又は皮膚感作性
皮膚感作性:モルモットのマキシマイゼーション試験(maximization test)では陽性結(jié)果(EHC 158(1994), (DFGOT vol.18 (2002))が得られており、また、接觸皮膚炎を有する1人の除草剤散布者がパッチテストでアレルギー性接觸皮膚炎を示唆する強(qiáng)い陽性反応を示した癥例報(bào)告(DFGOT vol.18 (2002))(EHC 158(1994))がある。これらの事実に基づき、區(qū)分1とした。
呼吸器感作性:データなし
生殖細(xì)胞変異原性
マウスに経口投與による2件の優(yōu)性致死試験(経世代変異原性試験)(EHC 158(1994))、およびマウスに経口または腹腔內(nèi)投與による骨髄細(xì)胞を用いた3件の小核試験(體細(xì)胞in vivo変異原性試験)(IARC 79(2001)、EHC 158(1994))がいずれも陰性であることに基づき區(qū)分外とした。なお、 In vito試験では、頻繁に実施されたエームス試験を含む微生物を用いた突然変異試験では大半が陰性(IARC 79(2001)、EHC 158(1994))、ほ乳類の培養(yǎng)細(xì)胞を用いた遺伝子突然変異試験ではマウスリンパ腫L5178Yで陰性(IARC 79(2001))、シリアンハムスターの胚細(xì)胞では一部陽性(IARC 79(2001))、また、チャイニーズハムスターのV79細(xì)胞およびヒトリンパ球を用いた染色體異常試験で陰性(IARC 79(2001))、シリアンハムスターの胚細(xì)胞を用いた細(xì)胞形質(zhì)転換試験では陽性(IARC 79(2001)、EHC 158(1994))などの結(jié)果が報(bào)告されている。
発がん性
複數(shù)の機(jī)関で評価され區(qū)分が異なるが、最新のIARCによるgroup 3の分類(2001年)に基づき區(qū)分外とした(IARC 79(2001))。なお、ラットに長期の経口ばく露による試験で、腫瘍発生頻度の有意な増加が見られなかったとする報(bào)告(DFGOT vol.4(1992))とともに、甲狀腺、肝臓、下垂體の腫瘍発生が増加したとの報(bào)告(DFGOT vol.4(1992)、IARC 7(1974))もある。また、疫學(xué)調(diào)査でアミトロールのみにばく露された群で腫瘍発生が記録されているが、DFGOT vol.4(1992)の記載によると、IARCワーキンググループ(IARC 7(1974))はこの調(diào)査の結(jié)果は決定的なものではないとしている(DFGOT vol.4(1992))。
生殖毒性
ラットの1世代ばく露により離乳後に児の死亡率増加(DFGOT vol.18(2002))、2世代ばく露により交配や生殖の指標(biāo)の変化(JMPR 926(1997))、また、器官形成期のばく露によりマウスで吸収胚の増加(DFGOT vol.18(2002))、胎児死亡の増加(JMPR 926(1997))、ウサギで流産の増加、胎児の無眼球癥や小眼球癥など形態(tài)的変化(JMPR 926(1997))が観察されている。これらの用量では親動(dòng)物にも體重増加抑制や臓器重量の変化などの一般毒性が認(rèn)められるので區(qū)分2とした。
特定標(biāo)的臓器?全身毒性(単回ばく露)
ラットに吸入ばく露(439 mg/m3/4h) により毒性癥狀の発生は見られていない(ACGIH (2001))が、ヒトでは本物質(zhì)を含む混合物の経口または吸入ばく露により肺、神経系への影響が報(bào)告されている(EHC 158(1994、IARC 79(2001))。主な原因として混在するチオシアン酸塩が示唆されている(IARC 79(2001))が、本物質(zhì)による可能性も否定されていないのでデータ不足のため分類できないとした。(EHC 158(1994)、IARC 79(2001))。
特定標(biāo)的臓器?全身毒性(反復(fù)ばく露)
ラットを用いた反復(fù)経口投與試験において、0.5~15 mg/kg(ばく露日數(shù)90日換算値)の用量で甲狀腺の肥大、過形成および甲狀腺腫の報(bào)告が複數(shù)ある(EHC 158(1994)、IARC 79(2001)、DFGOT vol.18(2002)、JMPR 280(1974)、ACGIH (2001))。また、35 mg/kg(ばく露日數(shù)90日換算値)では肝細(xì)胞の空胞化、脂肪変性が認(rèn)められている(EHC 158(1994))。これらの事実に基づきガイダンス値を參照して區(qū)分1(甲狀腺)、區(qū)分2(肝臓)とした。(上記のラット0.5mg/kg/dayは10ppm飼料/11-13週間投與、15mg/kg/dayは316ppm飼料/100日間投與、35mg/kg/dayは1000ppm飼料/63日間投與の各試験から求めた。)
吸引性呼吸器有害性
データなし