急性毒性
経口
GHS分類: 區(qū)分4
ラットのLD50値として、136~866 mg/kgの範(fàn)囲內(nèi)で14件の報告 (PATTY (6th, 2012)、産衛(wèi)學(xué)會許容濃度の提案理由書 (2010)、The Pesticide Manual (Fifteenth Edition, 2009)、The WHO recommended classification of pesticides by hazard and guidelines to classification (2009)、EPA Pesticide (2006)、ACGIH (7th, 2003)、EPA Pesticide (2001)、JECFA (2000)、EHC 132 (1992)、IARC vol. 30 (1983)、IPCS, PIM G001 (2015)) がある。そのうちの1件が區(qū)分3に該當(dāng)し、8件が區(qū)分4に該當(dāng)するので、最も多くのデータが該當(dāng)する?yún)^(qū)分4とした。なお、5件は複數(shù)データをまとめた値であるため、該當(dāng)數(shù)に含めなかった。舊分類根拠の農(nóng)薬登録申請資料 (1998) の情報 (ラットのLD50値として、253 mg/kg) に代えて、今回の調(diào)査で新たに入手した優(yōu)先度の高いPATTY (6th, 2012)、産衛(wèi)學(xué)會許容濃度の提案理由書 (2010)、EPA Pesticide (2006)、ACGIH (7th, 2003)、EPA Pesticide (2001)、EHC 132 (1992)、IARC vol. 30 (1983)、IPCS, PIM G001 (2015)、WHO recomended classification of pesticide及びPesticide manuaの情報を追加し、區(qū)分を見直した。WHO recomended classification of pesticide及びPesticide manualでは、ラットの経口LD50値として、250mg/kgを掲載し、區(qū)分3としているが、複數(shù)データの代表値であり、他データと重複するために、該當(dāng)數(shù)に含めなかった。
経皮
GHS分類: 區(qū)分外
ラットのLD50値として、> 2,000 mg/kg (ACGIH (7th, 2003)、EHC 132 (1992)、IARC vol. 30 (1983))、2,800 mg/kg (ACGIH (7th, 2003)、EHC 132 (1992)、IARC vol. 30 (1983))、> 5,000 mg/kg (産衛(wèi)學(xué)會許容濃度の提案理由書 (2010)) との3件の報告がある。1件は區(qū)分を特定できないが、2件が區(qū)分外 (うち、1件は國連分類基準(zhǔn)の區(qū)分5) に該當(dāng)する。ウサギのLD50値として、5,000 mg/kg (EHC 132 (1992)) との報告があり、區(qū)分外に該當(dāng)する。以上の結(jié)果から、區(qū)分外とした。
吸入:ガス
GHS分類: 分類対象外
GHSの定義における固體である。
吸入:蒸気
GHS分類: 分類対象外
GHSの定義における固體である。
吸入:粉じん及びミスト
GHS分類: 區(qū)分3
ラットのLC50値 (4時間) として、0.533 mg/L (EPA Pesticide (2006)、ACGIH (7th, 2003)、EHC 132 (1992))、> 1.3 mg/L (ACGIH (7th, 2003))、
0.533~1.3 mg/L (PATTY (6th, 2012)、産衛(wèi)學(xué)會許容濃度の提案理由書 (2010))、> 2.3 mg/L (The Pesticide Manual (Fifteenth Edition, 2009)、 との4件の報告がある。2件は區(qū)分を特定できなく、1件は複數(shù)データを取りまとめた値であるために、0.533 mg/Lに基づき、區(qū)分3とした。なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度 (1.08×10-4 mg/L) より高いため、ミスト?ダストの基準(zhǔn)値を適用した。今回の調(diào)査で新たに入手した優(yōu)先度の高いPATTY (6th, 2012)、産衛(wèi)學(xué)會許容濃度の提案理由書 (2010)、The Pesticide Manual (Fifteenth Edition, 2009)、EPA Pesticide (2006)、ACGIH (7th, 2003)、EHC 132 (1992) を追加し、區(qū)分を見直した。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
GHS分類: 區(qū)分外
ウサギを用いた皮膚刺激性試験において、本物質(zhì)を正常皮膚及び損傷皮膚に24時間適用した結(jié)果刺激性はみられなかったとの報告や (EHC 132 (1992))、本物質(zhì)を4時間適用した結(jié)果刺激性はみられなかったとの報告がある (EHC 132 (1992))。以上の結(jié)果から區(qū)分外と判斷した。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
GHS分類: 區(qū)分2A
ウサギを用いた眼刺激性試験において、本物質(zhì)の適用24時間及び5分後に中等度の刺激性がみられたとの報告や、本物質(zhì)は中等度の眼刺激性を持つとの報告があることから (EHC 132 (1992)、PATTY (6th, 2001)、ACGIH (7th, 2003))、區(qū)分2Aとした。舊分類の農(nóng)薬登録申請資料は確認できなかった。公開資料から分類を行った結(jié)果、區(qū)分が変更になった。
呼吸器感作性
GHS分類: 分類できない
データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
GHS分類: 區(qū)分1
モルモットを用いた皮膚感作性試験2報 (マキシマイゼーション試験及びopen epicutaneous試験) において、感作性ありとの報告がある (EHC 132 (1992))。また本物質(zhì)は中等度の感作性物質(zhì)であるとの記載がある (ACGIH (7th, 2003)、EPA Pestiside (2006))。以上から、區(qū)分1とした。なお、本物質(zhì)はEU CLP分類において「Skin sens. 1 H317」に分類されている (ECHA CL Inventory (2015))。
生殖細胞変異原性
GHS分類: 區(qū)分1B
In vivoでは、マウスの優(yōu)性致死試験で陽性結(jié)果及び陰性結(jié)果 (EHC 132 (1992)、ACGIH (7th, 2003))、マウスの生殖細胞 (精巣細胞) の染色體異常試験で陽性結(jié)果及び陰性結(jié)果 (EHC 132 (1992))、マウス骨髄細胞の小核試験で陰性 (EHC 132 (1992)、NTP DB (2015))、マウス及びハムスター骨髄細胞の染色體異常試験で陽性結(jié)果及び陰性結(jié)果 (EHC 132 (1992)、ACGIH (7th, 2003)、産衛(wèi)學(xué)會許容濃度の提案理由書 (2010))、マウス骨髄細胞の姉妹染色分體交換試験で陽性 (ACGIH (7th, 2003))、マウス肝臓のDNA損傷 (DNA付加體形成) 試験で陽性 (ACGIH (7th, 2003)) である。In vitroでは、細菌の復(fù)帰突然変異試験、ヒトリンパ球及び哺乳類培養(yǎng)細胞の染色體異常試験、姉妹染色分體交換試験、哺乳類培養(yǎng)細胞のマウスリンフォーマ試験、ヒト細胞 (上皮細胞、線維芽細胞) 及びラット肝細胞の不定期DNA合成試験で陽性結(jié)果が認められる (EHC 132 (1992)、EPA Pesticide (2001)、ACGIH (7th, 2003)、NTP DB (2015)、産衛(wèi)學(xué)會許容濃度の提案理由書 (2010))。以上より、區(qū)分1Bとした。
なお、舊分類は農(nóng)薬登録申請資料を使用し分類した。
発がん性
GHS分類: 分類できない
本物質(zhì)の既存分類では、IARCはグループ3に (IARC vol. 30 Suppl. 7 (1987))、ACGIHではA4に (ACGIH (7th, 2003)) 分類されている。試験データとしては、ラット又はマウスに2年間混餌投與した慢性毒性?発がん性併合試験において、ラット、マウスともに肺胞/細気管支の腺腫、又はがんの頻度増加、マウスには加えて肝細胞腺腫の頻度増加がみられた (EPA Pesticide (2001)、ACGIH (7th, 2003))。しかし、米國EPAのOPP (Office of Pesticide Program) のピアレビュー委員會で、統(tǒng)計的有意差がない、用量相関に一貫性を欠くなどにより、いずれの腫瘍も被験物質(zhì)投與による影響ではないと判斷された (EPA Pesticide (2001)、ACGIH (7th, 2003))。以上より、舊分類以降に改訂された分類ガイダンスに基づき、分類できないとした。
生殖毒性
GHS分類: 區(qū)分1B
ヒトの生殖影響に関する情報はない。実験動物ではラットを用いた混餌投與による3世代生殖毒性試験、及び2世代生殖毒性試験結(jié)果が報告されており、3世代試験では1,000 ppm (約50 mg/kg/day) 以上の用量で、同腹児數(shù)の減少、児動物體重の低下、3,000 ppm (約150 mg/kg/day) では妊娠率の低下、矮小児、及び離乳までの全児死亡がみられた (ACGIH (7th, 2003)、産衛(wèi)學(xué)會許容濃度の提案理由 (2010))。また、2世代試験ではF0、及びF1世代の高用量 (1,750 ppm) 群の雌雄親動物の肺に慢性肺炎、腎臓に石灰化、水腎癥 (F1世代のみ) などの一般毒性影響がみられる用量で、F1児動物に體重の低値、及び腎盂拡張がみられた (EPA Pesticide (2001)、ACGIH (7th, 2003))。
一方、発生毒性に関しては、ラット又はウサギの器官形成期に混餌、又は強制経口投與した試験で、ラットでは高用量 (500 ppm) 群でも胎児に骨化遅延、ウサギでは母動物が流産を生じる用量でさえ、胎児には體重低値と骨化遅延がみられたのみであった (EPA Pesticide (2001)、ACGIH (7th, 2003)、産衛(wèi)學(xué)會許容濃度の提案理由 (2010))。しかし、妊娠ラットの器官形成期に強制経口投與、又は妊娠ハムスター及び妊娠マウスへの器官形成期の経口投與では、300~600 mg/kg/dayの用量で、胎児死亡、奇形誘発 (奇形胎児の頻度増加、口蓋裂の頻度増加) を生じたとの記述があり、母動物毒性と発生毒性との用量の関連性については、妊娠ラットを用いた試験ではコリン作動性癥狀が発現(xiàn)する用量で催奇形性がみられたとの記述があるが、他の動物種の試験では母動物毒性については記述がない (ACGIH (7th, 2003))。さらに、妊娠ハムスターの妊娠42~44日に強制経口投與した試験では、100 mg/kg/day以上で母動物に臨床癥狀、児動物 (自然分娩直後の新生児、又はほぼ妊娠64日に摘出した胎児) に小脳重量の減少がみられ、妊娠42~44日には小脳形成に対し最も感受性の高い時期とされているため、WHO はこの所見が本物質(zhì)の脳の発達阻害、低形成脳を示す知見として重視している (JECFA (2003))。
以上、主に親動物に一般毒性影響がみられる用量で、親動物に生殖能の低下、胎児又は新生児に胎児毒性、奇形誘発、小脳発達障害、生後の発達障害がみられ、特に奇形発生、中樞神経系発達障害など重大な生殖毒性影響を示す所見を考慮して、本項は區(qū)分1Bに分類するのが妥當(dāng)と判斷した。