急性毒性
経口
GHS分類: 區(qū)分3
ラットのLD50値として、250 mg/kg (JMPR (1967)、ACGIH (2001)) に基づき、區(qū)分3とした。ガイダンスの改訂に伴い、區(qū)分を見直した。
なお、本物質(zhì)は専門家判斷に基づき、情報(bào)源としてJMPR、ACGIHのLD50値を優(yōu)先的に採用した。
経皮
GHS分類: 區(qū)分3
ラットのLD50値として、1,000 mg/kg (IPCS, PIM 127 (1992))、1,931 mg/kg (HSDB (Access on June 2016))、2,500 mg/kg (環(huán)境リスク初期評(píng)価第1巻 (2002)、ACGIH (7th, 2001))、250 mg/kg~3,000 mg/kg (PIM (1992)) の4件の報(bào)告があり、1件は區(qū)分3に、1件は區(qū)分4に、1件は區(qū)分外 (國連分類基準(zhǔn)の區(qū)分5) に、1件は區(qū)分3~區(qū)分外に該當(dāng)する。
ウサギのLD50値として、300 mg/kg (ATSDR (2002)、HSDB (Access on June 2016)) の報(bào)告があり、區(qū)分3に該當(dāng)する。
件數(shù)の最も多い區(qū)分3とした。
吸入:ガス
GHS分類: 分類対象外
GHSの定義における固體である。
吸入:蒸気
GHS分類: 分類対象外
GHSの定義における固體である。
吸入:粉じん及びミスト
GHS分類: 分類できない
データ不足のため分類できない。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
GHS分類: 區(qū)分外
ボランティアの経皮ばく露 (EHC 9 (1979))、ヒトの皮膚ばく露 (IPCS, PIM 127 (1992))、本物質(zhì)取扱い作業(yè)者 (ATSDR (2002))において、ごく一部で軽度の皮膚刺激性が認(rèn)められた以外に皮膚への傷害性を示唆する所見はなかったことから、區(qū)分外とした。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
GHS分類: 區(qū)分2B
ヒトにおいて、DDTを含む粉末が眼に入ると稀に眼刺激性が認(rèn)められることがあり (IPCS, PIM 127 (1992))、また、DDTに暴露したヒトでは、DDTが眼に接觸したことによる軽度の眼刺激性が認(rèn)められた (ATSDR (2002)) ことから、區(qū)分2Bとした。
呼吸器感作性
GHS分類: 分類できない
データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
GHS分類: 分類できない
データ不足のため分類できない。
生殖細(xì)胞変異原性
GHS分類: 區(qū)分1B
In vivoでは、ラットの優(yōu)性致死試験で陽性、マウスの優(yōu)性致死試験で陽性、陰性、マウススポット試験で陰性、マウスの精母細(xì)胞を用いる染色體異常試験で陽性、ラットの骨髄細(xì)胞を用いる染色體異常試験で陰性、マウスの骨髄細(xì)胞、脾臓細(xì)胞を用いる染色體異常試験で陽性、ラットの肝臓を用いるDNA損傷試験で陽性である (ATSDR (2002)、EHC 9 (1979)、IARC 53 (1991)、環(huán)境省リスク評(píng)価第2巻 (2003)、JMPR (2000))。In vitroでは、細(xì)菌の復(fù)帰突然変異試験で陰性、哺乳類培養(yǎng)細(xì)胞のマウスリンフォーマ試験、遺伝子突然変異試験で陽性、陰性、染色體異常試験で陽性、陰性である (ATSDR (2002)、IARC 53 (1991)、環(huán)境省リスク評(píng)価第2巻 (2003)、EPA Summary (1987))。以上より、ガンダンスに従い區(qū)分1Bとした。
発がん性
GHS分類: 區(qū)分1B
IARCは最新の評(píng)価において、本物質(zhì)の発がん性はヒトでの限定的な証拠と実験動(dòng)物での十分な証拠に基づき、分類區(qū)分を従來のグループ2B (IARC Suppl. 7 (1987)) から2Aに引き上げた (IARC 113 (in prep., Access on June 2016)、IARC Press Release No. 236 (Access on June 2016))。すなわち、疫學(xué)研究ではDDTへのばく露と非ホジキンリンパ腫、精巣がん、及び肝がんとの間で正の相関がみられたとしており (IARC Press Release No. 236 (Access on June 2016))、実験動(dòng)物ではラット、マウスに経口投與した試験で肝臓腫瘍の増加が、マウスではさらに肺がん、悪性リンパ腫の頻度増加も報(bào)告されている (IARC 53 (1991))。以上より、本項(xiàng)は區(qū)分1Bとした。
なお、他機(jī)関による分類結(jié)果としては、ACGIHがA3 (confirmed animal carcinogen: 區(qū)分2相當(dāng)) (ACGIH (7th, 2001))、EPAがB2 (possible human carcinogen: 區(qū)分1B相當(dāng)) (IRIS (1987))、NTPがR (NTP RoC (13th, 2014)) に分類している。
生殖毒性
GHS分類: 區(qū)分1B
ヒトでは本物質(zhì)及びその代謝物の血中及び胎盤中レベルと早産や自然流産との関連性、母乳中DDE (本物質(zhì)の主代謝物) レベルと乳児の反射低下との関連性 (PATTY (6th, 2012))、母乳中高本物質(zhì)及びDDEレベル (他物質(zhì)も検出) と先天性甲狀腺機(jī)能低下癥との関連性 (EHC 241 (2011)) などが報(bào)告されているが、いずれも確定的な知見とは言えない。
実験動(dòng)物では多世代試験においてマウスで児動(dòng)物の死亡率増加 (33 mg/kg/day)、イヌ児動(dòng)物で性成熟 (思春期) 早期化 (10 mg/kg/day) がみられたとの記述、本物質(zhì)にばく露された雄児動(dòng)物で雄の生殖機(jī)能及びホルモンレベルへの悪影響がみられた (50 mg/kg/day以上、10日間) との記述、本物質(zhì)はエストロゲン受容體に対する弱アゴニスト作用、代謝物のDDEはアンドロゲン受容體に対するアンタゴニスト作用を有し、DDEを妊娠期、授乳期に投與した多くの試験で、雄児に抗アンドロゲン作用 (前立腺?精嚢など副生殖器官重量の減少など) が認(rèn)められたとの記述がある (EHC 241 (2011))。さらに、新生児マウスに対して生後10日に本物質(zhì)を強(qiáng)制経口投與した結(jié)果、大脳皮質(zhì)のアセチルコリン受容體密度の変化、自発運(yùn)動(dòng)量の増加、環(huán)境への馴化能の低下など神経発達(dá)毒性がみられたとの記述がある (EHC 241 (2011))。
以上、ヒトの生殖能への影響は明らかでないが、実験動(dòng)物では、內(nèi)分泌系や神経系等において発生影響が生じることが明らかである。よって、本項(xiàng)は區(qū)分1Bとした。