急性毒性
経口
ラットLD50値: 3089 mg/kg(SIDS(2004), CICAD 67(2009))および4400 mg/kg(CICAD 67(2009))。(GHS分類:區(qū)分外(JIS分類基準(zhǔn)))
経皮
ウサギLD50値: 900 mg/kg(CICAD 67(2009))、1337 mg/kg(SIDS(2004), CICAD 67(2009))。(GHS分類:區(qū)分3)
吸入
吸入(ミスト): データなし。(GHS分類:分類できない)
吸入(蒸気): マウスLC50値: 1530 ppm/7h(2024 ppm/4h)(DFGMAK-Doc 12 (1999))。毒性値が飽和蒸気圧濃度(4105 ppmV)の90%より低いので気體の基準(zhǔn)値を適用した。なお、ラットLC50値: >2132 ppm/6h(>2612 ppm/4h)(SIDS (2004))では區(qū)分を特定できない。(GHS分類:區(qū)分3)
吸入(ガス): GHSの定義における液體である。(GHS分類:分類対象外)
皮膚腐食性?刺激性
モルモットに最大量20 mL/kgまでを24時(shí)間閉塞適用した試験で軽度の刺激性(slightly irritating)が認(rèn)められたが、1週間以內(nèi)に回復(fù)しており、適用量が多くばく露時(shí)間も長(zhǎng)い(SIDS (2004))。(GHS分類:區(qū)分外(JIS分類基準(zhǔn)))
眼に対する重篤な損傷?刺激性
ウサギの眼に試験物質(zhì)原液0.1 mLを適用したドレイズ試験において、結(jié)膜に重度の発赤および中等度の浮腫、虹彩炎、角膜混濁がみられ、中等度~重度の刺激性(moderate to strong irritation)をもたらしたが、全て14日以內(nèi)に消失した(SIDS (2004))。(GHS分類:區(qū)分2A)
呼吸器感作性又は皮膚感作性
皮膚感作性:モルモットを用いたビューラー試験(OECD TG 406: GLP)で感作性なし(not sensitizing)、また、モルモットの足蹠部注射による皮膚感作性試験2件のうち1件(OECD TG 406: GLP)で感作性なし(not sensitizing)、殘りの1件では5匹中1匹に弱い陽(yáng)性反応が認(rèn)められた(SIDS (2004))。當(dāng)該物質(zhì)は動(dòng)物またはヒトで感作物質(zhì)ではない(SIDS (2004))、また、モルモットでは皮膚感作性物質(zhì)ではなかった(SIDS (2004))と結(jié)論づけられている。(GHS分類:區(qū)分外)
呼吸器感作性:データなし。(GHS分類:分類できない)
生殖細(xì)胞変異原性
データなし。(GHS分類:分類できない)
発がん性
データなし。(GHS分類:分類できない)
生殖毒性
ラットおよびウサギの器官形成期に吸入ばく露、およびマウスの器官形成期に経口投與した発生毒性試験において、母動(dòng)物の一般毒性として摂餌量低下または體重増加抑制が観察されたが、ラットとウサギの胎仔での骨格変異の発生率増加を除き、各動(dòng)物種とも催奇形性および胎児毒性を含む仔の発生に対し悪影響は認(rèn)められなかった(SIDS (2004))。(GHS分類:データ不足で分類できない。)
特定標(biāo)的臓器?全身毒性(単回ばく露)
本物質(zhì)の主な毒性癥狀は溶血作用に起因するヘモグロビン尿であり、特にげっ歯類では195 mg/kg以下の経口用量でも起こり得る(DFGMAK-Doc 12 (1999))。経口投與によるラット(LD50: 3089 mg/kg)およびマウス(LD50: 1337 mg/kg)の死亡例で血尿が見(jiàn)られ、吸入(蒸気)ばく露後のラットでは1100 ppm/6h(5.74 mg/L/4h)以上で全例が赤色尿、全用量(250~2000 ppm)でヘモグロビン濃度とヘマトクリット値の低下を示した(SIDS (2004))。これらは1100 ppm/6h(5.74 mg/L/4h)以上の用量で影響が認(rèn)められ、また、溶血が肉眼的に観察されている(SIDS (2004))。(GHS分類:區(qū)分1(血液))
特定標(biāo)的臓器?全身毒性(反復(fù)ばく露)
本物質(zhì)はラットを含め各動(dòng)物種で赤血球の溶血を引き起こすと述べられている (PATTY (5th, 2001))。ラットに6週間反復(fù)経口投與により195 mg/kg/day(90日換算:90 mg/kg/day)以上でヘモグロビン濃度と赤血球數(shù)の減少が見(jiàn)られ、血尿、腎臓でのヘモジデリンが明らかとなった(SIDS (2004))。ラットに14週間吸入(蒸気)ばく露した試験では、200 ppm(0.852 mg/L)以上でヘモグロビン尿に加え、溶血を示唆する赤血球數(shù)、ヘモグロビン濃度およびヘマトクリット値の減少が見(jiàn)られ、病理學(xué)的所見(jiàn)としておそらく溶血に起因すると思われる腎臓、肝臓および脾臓での色素沈著が観察された(PATTY (5th, 2001))。(GHS分類:區(qū)分2(血液))
吸引性呼吸器有害性
データなし。(GHS分類:分類できない)