急性毒性
経口
ラットにおけるLD50値 647, 1210, 1000-1470, 1459, 3000, 3030, 3400, 3600, 4200, mg/kg bw(IUCLID (2000))であり、區(qū)分4が4例、區(qū)分外が5例である。以上の結(jié)果から、JIS分類基準(zhǔn)の區(qū)分外(國連分類基準(zhǔn)の區(qū)分5)とした。
経皮
ラットにおけるLD50値 >2500, >5000mg/kg およびウサギにおけるLD50値 >4000mg/kg (IUCLID (2000)) に基づき、區(qū)分外(國連分類基準(zhǔn)は區(qū)分5または區(qū)分外)とした。
吸入
吸入(粉じん): ラットのLC50値>30.8mg/L/4h (IUCLID (2000)) は、飽和蒸気圧濃度0.598mg/L以上でありミストである。以上の結(jié)果から區(qū)分外とした。
吸入(蒸気): ラットのLC50値>0.15 mg/L/4hおよび>0.25mg/L/4h (IUCLID (2000)) は、飽和蒸気圧濃度0.598mg/L以下で蒸気である。0.25mg/Lは製剤濃度であり本物質(zhì)0.16mg/Lに相當(dāng)する。以上、>0.15mg/L(換算値17ppm)および>0.16mg/L(換算値18ppm)からは區(qū)分が特定できず分類できないとした。
吸入(ガス): 固體である。
皮膚腐食性?刺激性
ウサギにおいて、評価結(jié)果「刺激性なし」が3例、「僅かな刺激性(slightly irritaing)」が4例認(rèn)められた(IUCLID (2000))。その他に詳細(xì)な情報が得られず、データ不足で分類できないとした。
眼に対する重篤な損傷?刺激性
ウサギにおいて、評価結(jié)果「刺激性なし」が4例あり、「僅かな刺激性(slightly irritating)」が1例である(IUCLID (2000))。刺激性の認(rèn)められなかったウサギ2試験のおいては、1および24時間後に発赤が見られたが8日後には回復(fù)、または6日目に僅かな角膜充血が見られ4から5日後には回復(fù)と記述がある。癥狀は軽微であり、評価結(jié)果「刺激性なし」であることから區(qū)分外とした。
呼吸器感作性又は皮膚感作性
皮膚感作性:モルモット(Maximization試験:OECD406, GLP対応)において、評価結(jié)果「感作性なし」であり(IUCLID (2000))、ヒトのパッチテストにおいてもアレルギー性は確認(rèn)されていない(IUCLID (2000))ため、區(qū)分外とした。なお、EUにてR43(區(qū)分1相當(dāng))に分類されている(EU-AnnexⅠ (access on 12. 2008))。
呼吸器感作性:データなし
生殖細(xì)胞変異原性
マウスを用いたin vivo試験(優(yōu)性致死、小核試験)で陰性である(IUCLID (2000))ことから、區(qū)分外とした。In vitroでは、エームス試験、不定期DNA合成試験で陰性結(jié)果が得られている。
発がん性
ラット(SD)を用いた103-109週間経口投與試験(150-4050ppm)およびマウス(CFLP)を用いた81-96週間経口投與試験(160-20000ppm)(IUCLID (2000))、マウス(B6C3F1/CrlBr)を用いた混餌試験(0-5000ppm)およびラット混餌試験(0-1000ppm)において、発がん性は認(rèn)められていない(IUCLID (2000))ことから區(qū)分外とした。
生殖毒性
ラットによる3世代試験(150-1350ppm)にて、生殖毒性(交尾、妊娠率、妊娠期間、litter parameters)および催奇形性は認(rèn)められない(IUCLID (2000))。ラット(OECD414, GLP対応: 0-250mg/kg bw)およびウサギ(OECD414, GLP対応: 55-495mg/kg bw)の催奇形性試験では、母獣毒性の見られる用量群で催奇形性、胚毒性および胎児毒性は認(rèn)められない(IUCLID (2000))。その他、マウス(FDAガイドライン, 5000-10000ppm)(IUCLID (2000)およびラット(0-1600ppm)(HSDB (2007))においても、生殖毒性および発生毒性がみとめられていないことから區(qū)分外とした。
特定標(biāo)的臓器?全身毒性(単回ばく露)
ラット、マウス、ネコ、モルモットを用いた強(qiáng)制経口投與(intragastrical)試験において、2-4 ml(比重?fù)Q算値3.08-6.16mg (PM (14th, 2006))投與群で、反射興奮性、運動障害、強(qiáng)直性痙攣、低血圧、體溫低下が見られるが(IUCLID (2000))、固體物質(zhì)で投與量が容積で記載されていること、體重あたりの用量が得られないこと、また得られた情報は、この強(qiáng)制経口投與試験の1データのみで分類できないとした。
特定標(biāo)的臓器?全身毒性(反復(fù)ばく露)
ラットを用いた35日間混餌試験(300-19200ppm、90日換算 9.7-622 mg/kg bw)において、全投與群で肝臓絶対および相対重量の増加、臨床化學(xué)項目(グルコース減少、ビリルビン増加など)の影響しかみられなかった(IUCLID (2000))。また、イヌを用いた3ヶ月間混餌試験(100-10000ppm, 2.4-326.6mg/kg)においても臓器重量と臨床化學(xué)項目の変化が326.6mg/kgだけにみられたことから(IUCLID (2000))が區(qū)分外(経口)に相當(dāng)するが、他経路の情報がなく分類できないとした。
吸引性呼吸器有害性
データなし