急性毒性
経口
ラットにおけるLD50値 2650, 2700, 3195 mg/kg (SIDS (access on 12. 2008)) に基づき、JIS分類基準の區(qū)分外(國連分類基準の區(qū)分5)とした。
経皮
ラットにおけるLD50値 2240 mg/kg (OECD TG401, GLP対応) (SIDS (access on 12. 2008)) に基づき、JIS分類基準の區(qū)分外(國連分類基準の區(qū)分5)とした。
吸入
吸入(粉じん): 本物質(zhì)の飽和蒸気圧濃度(換算値)は17mg/m3である。ラットにおけるLC50値 900mg/m3/4h, >30000 mg/m3/4h (SIDS (access on 12. 2008))は、飽和蒸気圧を超えているためミストの基準により、GLP対応かつ低値の區(qū)分3とした。
吸入(蒸気): データなし
吸入(ガス): GHSの定義による固體である。
皮膚腐食性?刺激性
ウサギを用いた試験(OECD TG404, GLP対応)において、評価結(jié)果は「高い刺激性(highly irritating)」であり、皮膚一次刺激指數(shù)は8(最大値)を示した(SIDS (access on 12. 2008)。その他にウサギを用いた2試験で「腐食性」の結(jié)果(IUCLID (2000))があることから區(qū)分1とした。動物種は不明だがばく露後1分に壊死が見られた(SIDS (access on 12. 2008), BUA (Report134, 1993))ことから區(qū)分1Aと考えられるが、動物種および動物數(shù)が不明であることから細區(qū)分は行わなかった。
眼に対する重篤な損傷?刺激性
ウサギにおいて、「強い腐食性」の記載があり、眼の充血、ばく露1時間後に角膜浮腫および混濁がみられた。これら癥狀は8日後も継続し、更にぶどう腫がみられている(SIDS (access on 12. 2008))。その他にウサギを用いた2試験で「刺激性(irritating)」が認められており(IUCLID (2000))、皮膚腐食/刺激性も區(qū)分1であることから區(qū)分1とした。
呼吸器感作性又は皮膚感作性
皮膚感作性:モルモット(Maximization試験:OECD TG406, GLP対応, Buehler法:非GLP)において、評価結(jié)果が「感作性なし」であり(SIDS (access on 12. 2008))ことから、區(qū)分外とした。
呼吸器感作性:データなし
生殖細胞変異原性
マウスを用いた體細胞in vivo変異原性試験(小核試験)(SIDS (access on 12. 2008)) における陰性結(jié)果に基づき、區(qū)分外とした。なお、小核試験陽性の古い知見が認められるが、EU-RARでは陰性を示した本試験をより適切な試験と判斷している。in vitro変異原性試験(チャイニーズハムスターを用いた染色體異常試験)においても陽性結(jié)果が得られている(厚労省報告 (access on 12. 2008))。
発がん性
データなし
生殖毒性
ラットの雌雄を用いた反復(fù)投與毒性?生殖発生毒性併合試験(交尾前2週間および妊娠期の20日間強制経口投與:OECD TG422, GLP対応)において、生殖および発生毒性は見られていない(SIDS (access on 12. 2008))が仔の催奇形性の情報がないため分類できないとした。
特定標的臓器?全身毒性(単回ばく露)
ラットの雌雄を用いた経皮投與試験(1667-2880mg/kg:OECD TG402)において、活動の低下および不全麻痺が見られた(SIDS (access on 12. 2008))ことから、區(qū)分3(麻酔作用)とした。
特定標的臓器?全身毒性(反復(fù)ばく露)
ラットを用いた経口試験(28日間、0-1000mg/kg)では、250 mg/kg(90日補正38.9mg/kg/day)群で膀胱粘膜に上皮の過形成が雌雄に、前胃粘膜に扁平上皮の過形成が雄に認められた。雄の血清総ビリルビンおよび雌の腎臓相対重量は増加したが、前胃の変化は消化管粘膜への刺激性、膀胱の変化は代謝物による反応的増殖と考えられるとしている(厚労省報告 (access on 12. 2008))。ラットを用いた経口試験(28日間、0-500mg/kg)では、100mg/kg(90日補正77.8mg/kg)群で小腸粘膜に壊死が認められた(SIDS (access on 12. 2008))。ラットによる反復(fù)投與毒性?生殖発生毒性併合試験(OECD TG422, GLP対応、40-45日間、0-600mg/kg bw)におけるLOEL: 600mg/kg bw(90日補正266-300mg/kg)であり區(qū)分外に該當する結(jié)果が得られている(SIDS (access on 12. 2008))。以上の結(jié)果から分類できないとした。
吸引性呼吸器有害性
データなし