急性毒性
経口
ラットにおけるLD50値 5000 mg/kg 體重以上 (OECD TG 401、GLP)(IUCLID,2000) に基づき、區(qū)分外とした。
経皮
ウサギにおけるLD50値 2000 mg/kg 體重以上 (OECD TG 402,GLP)(IUCLID,2000)に基づき、區(qū)分外(國連分類は區(qū)分5あるいは區(qū)分外)とした。
吸入
吸入(粉じん): データなし
吸入(蒸気): データなし
吸入(ガス): GHSの定義における固體である。
皮膚腐食性?刺激性
ヒトにおいて、20人による48時間パッチテストで反応がみられず(IUCLID,2000)、また、ウサギにおいてはDraize スコア値が0.1であり、皮膚への刺激は投與後3日目で治まった(HSDB,2006)、別のウサギの試験で刺激性なし(IUCLID, 2000)であることから區(qū)分外とした。なお、EU分類においては、R36/37/38で刺激性(EU-AnnexⅠ,access on Nov.2008)である。
眼に対する重篤な損傷?刺激性
FDAガイドラインによるウサギを用いた試験において、わずかに刺激性あり(IUCLID,2000)、ウサギでのドレイス試験でnot irritating(スコア0.3/110)(IUCLID,2000)とあることから區(qū)分外とした。なお、EU分類においては、R36/37/38で刺激性(EU-AnnexⅠ,access on Nov.2008)であることから區(qū)分2相當(dāng)である。
呼吸器感作性又は皮膚感作性
皮膚感作性:20人のボランティアによるパッチテストにおいて、最初の投與で陽性反応は無く、15回の反復(fù)投與とその後の再投與でも陽性反応がみられなかった(HSDB,2006)ことから區(qū)分外と考えられるが、EU分類においては、R43(EU-AnnexⅠ,access on Nov.2008)であることから區(qū)分1相當(dāng)であり、判斷の根拠となる情報が不十分のため分類できないとした。
呼吸器感作性:データなし
生殖細(xì)胞変異原性
in vivoのデータがなく、in vitro変異原性試験(Ames試験(IUCLID,2000 ; HSDB,2006)、マウスリンフォーマ試験(HSDB,2006))の陰性結(jié)果のみで分類できないとした。
発がん性
マウスを用いた18ヶ月間試験(強(qiáng)制経口投與を21日間+混餌投與79週間または単回皮下投與+混餌投與79週間)において、試験物質(zhì)の影響はなく、統(tǒng)計的に有意な腫瘍発生率の増加もなかった(IUCLID,2000)との記述から區(qū)分外と考えられるが、判斷を行うに十分な情報が無く分類できないとした。
生殖毒性
妊娠マウスを用いた皮下投與試験において、胚毒性や催奇形性はみられなかった(HSDB,2006)ことから區(qū)分外と考えられるが、親の生殖能力に関する情報が無いため分類できないとした。
特定標(biāo)的臓器?全身毒性(単回ばく露)
EU分類においてR37(EU-AnnexⅠ,access on Nov.2008)が附されており區(qū)分3(気道刺激性)相當(dāng)であるが、データが無いため分類できないとした。
特定標(biāo)的臓器?全身毒性(反復(fù)ばく露)
ラットを用いた17週間反復(fù)経口投與試験において、2500ppm(換算値125 mg/kg 體重/日)で腎臓と肝臓の臓器重量増加がみられたのみで血液學(xué)的、血液生化學(xué)的、尿検査に変化は認(rèn)められず(IUCLID,2000)、投與量がガイダンス値の區(qū)分外であるので、區(qū)分外であると考えられる。しかし、投與経路が経口のみで一種類(ラット)のデータしかなく、判斷を行うに十分な情報が無いため分類できないとした。
吸引性呼吸器有害性
データなし