急性毒性
経口
【分類根拠】
(1)より、區(qū)分に該當しない。
【根拠データ】
(1)ラットのLD50: > 5,000 mg/kg(GLP)(食安委 農(nóng)薬評価書(2020)、EFSA (2010)、JMPR (2009))
経皮
【分類根拠】
(1)より、區(qū)分に該當しない。
【根拠データ】
(1)ラットのLD50: > 2,000 mg/kg(GLP)(食安委 農(nóng)薬評価書 (2020)、EFSA (2010)、JMPR (2009))
吸入: ガス
【分類根拠】
GHSの定義における固體であり、區(qū)分に該當しない。
吸入: 蒸気
【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
吸入: 粉じん及びミスト
【分類根拠】
(1)、(2)より、區(qū)分3とした。
【根拠データ】
(1)ラット(雄)のLC50(4時間、粉じん、鼻部ばく露):0.962 mg/L(OECD TG 403、GLP)(食安委 農(nóng)薬評価書 (2020)、CLH Report (2018))
(2)ラット(雌)のLC50(4時間、粉じん、鼻部ばく露):0.698 mg/L(OECD TG 403、GLP)(食安委 農(nóng)薬評価書 (2020)、CLH Report (2018)、EFSA (2010)、JMPR (2009))
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
【分類根拠】
(1)、(2)より、區(qū)分に該當しない(國連分類基準の區(qū)分3)とした。
【根拠データ】
(1)ウサギ(n= 6)を用いた皮膚刺激性試験(GLP、4時間適用、7日間観察)において、塗布終了後に紅斑と浮腫が2/6例にみられたが、うち1例は24時間以內(nèi)に、他の1例も7日後までに消失した。24/48/72時間後の全例の平均スコアは紅斑及び浮腫ともに0.2/0.2/0.2であり、軽微な刺激性があるとの報告がある(食安委 農(nóng)薬評価書 (2020)、農(nóng)薬抄録 (2013))。
(2)本物質(zhì)はウサギの皮膚に軽微な刺激性を示す(EFSA (2010)、JMPR (2008))。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
【分類根拠】
(1)、(2)より、區(qū)分に該當しない。
【根拠データ】
(1)ウサギ(n=6)を用いた眼刺激性試験(GLP、72時間観察)において、適用後に結(jié)膜の刺激性変化(軽度から中等度の発赤、軽度の浮腫及び軽度の分泌物)がみられたが、これらの変化は投與1日後には消失した。また、粘膜及びハーダー腺からの少量の分泌物及び瞬膜の一部における出血がみられ、2日後には完全に消失したとの報告がある(食安委 農(nóng)薬評価書 (2020)、農(nóng)薬抄録 (2013))。
(2)本物質(zhì)はウサギの眼に軽微な刺激性を示す(EFSA (2010)、JMPR (2008))。
呼吸器感作性
【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
【分類根拠】
(1)より、區(qū)分に該當しない。なお、ガイダンスに従い、分類結(jié)果を変更した。
【根拠データ】
(1)モルモット(n= 18)を用いたMaximisation試験(GLP、皮內(nèi)投與:10%溶液)において、惹起終了24及び48時間後の陽性率は0%(0/18例)であったとの報告がある(食安委 農(nóng)薬評価書 (2020)、農(nóng)薬抄録 (2013))。
生殖細胞変異原性
【分類根拠】
(1)~(3)より、區(qū)分に該當しない。
【根拠データ】
(1)In vivoでは、マウスの骨髄細胞を用いた小核試験(単回経口投與、5,000 mg/kg)で陰性、ラットの肝細胞を用いた不定期DNA合成(UDS)試験(単回経口投與、最大2,500 mg/kg)で陰性であった(食安委 農(nóng)薬評価書 (2020)、農(nóng)薬抄録 (2013))。
(2)In vitroでは、細菌復帰突然変異試験で陰性(S9+/-)、マウスリンパ腫細胞を用いた遺伝子突然変異試験、ヒトリンパ球を用いた染色體異常試験では陽性(S9+/-)の結(jié)果であった(食安委 農(nóng)薬評価書 (2020)、農(nóng)薬抄録 (2013))。
(3)マウスリンパ腫細胞及びヒトリンパ球のほ乳類培養(yǎng)細胞を用いた2つの試験では弱い陽性反応が示された。これらの結(jié)果から、in vitroでは染色體異常誘発性が示唆された。しかし、in vivoでは染色體傷害性の試験と一般的なDNA傷害性は2,000 mg/kg以上の高用量でも陰性の結(jié)果であった。すなわち、in vitroでみられた染色體異常誘発影響は生體では生じないと結(jié)論された(JMPR (2008)、EFSA (2010))。食品安全委員會も生體において問題となる遺伝毒性は認められなかったとしている(食安委 農(nóng)薬評価書 (2020))。
発がん性
【分類根拠】
國內(nèi)外の評価機関による分類結(jié)果はないが、(1)、(2)の動物種2種で発がん性陰性の結(jié)果より、區(qū)分に該當しない。なお、ガイダンスに従い、區(qū)分を変更した。
【根拠データ】
(1)ラットを用いた2年間混餌投與による慢性毒性/発がん性試験(GLP適合)では、雌雄とも體重増加抑制等が認められた最高用量(雄/雌:750/1,500 ppm:82.4/117 mg/kg/day)まで発がん性は認められなかった(食安委 農(nóng)薬評価書 (2020)、農(nóng)薬抄録 (2013)、EFSA (2010)、JMPR (2008)、HSDB in PubChem (Accessed Aug. 2022))。
(2)マウスを用いた2年間混餌投與による発がん性試験(GLP適合)では、雌雄とも體重増加抑制等が認められた最高用量(2,000 ppm:雄/雌:272/363 mg/kg/day)まで発がん性は認められなかった(食安委 農(nóng)薬評価書 (2020)、農(nóng)薬抄録 (2013)、EFSA (2010)、JMPR (2008)、HSDB in PubChem (Accessed Aug. 2022))。
生殖毒性
【分類根拠】
(1)~(3)より、親動物に明瞭な一般毒性影響がみられる用量まで、生殖能への有害影響、児動物及び胎児への発生?発達影響は軽微な影響に限られたことから、區(qū)分に該當しないとした。新たな知見に基づき分類結(jié)果を変更した。
【根拠データ】
(1)ラットを用いた混餌投與による二世代生殖毒性試験(GLP)において、P及びF1親動物に顕著な一般毒性(P及びF1雄:死亡(各1/26例)、総膽管の拡張及び膽管と肝臓の組織変化、P及びF1雌雄:體重増加抑制、摂餌量減少、肝比重量増加等)が生じる高用量まで生殖能に影響はみられず、F1及びF2児動物にも軽微な所見(體重の低値)がみられただけであった(食安委 農(nóng)薬評価書 (2020)、農(nóng)薬抄録 (2013)、JMPR (2008))。
(2)ラットを用いた強制経口投與による発生毒性試験(妊娠6~15日、GLP)において、母動物が3/12例死亡し、1例を切迫と殺後に投與を中止した高用量群及び母動物毒性(體重増加抑制、摂餌量減少、下痢、流涎等)がみられた中用量群で、胎児にはいずれの用量でも骨化遅延がみられただけであった(食安委 農(nóng)薬評価書 (2020)、農(nóng)薬抄録 (2013)、JMPR (2008))。
(3)ウサギを用いたに強制投與された2つの発生毒性試験(妊娠7~19日、GLP)において、明らかな母動物毒性(體重増加抑制、摂餌量減少、下痢等)がみられる全ての用量で、胎児に発生影響はみられなかった(食安委 農(nóng)薬評価書 (2020)、農(nóng)薬抄録 (2013)、JMPR (2008))。