急性毒性
経口
ラットLD50値: 23 mg/kg(ACGIH (2001))、89 mg/kg(PATTY (5th, 2001))、110.5 mg/kg、127.5 mg/kg、133 mg/kg、98 mg/kg(以上の4件はDFGMAK-Doc.12 (1999)。(GHS分類:區(qū)分3)
経皮
ラットLD50値: 140 mg/kg、129 mg/kg(以上の2件はDFGMAK-Doc.12 (1999))。ウサギLD50値: 67 mg/kg (ACGIH (2001))、267 mg/kg(PATTY (5th, 2001))、330.2 mg/kg(DFGMAK-Doc.12 (1999))。(GHS分類:區(qū)分2)
吸入
吸入(粉じん): データなし。(GHS分類:分類できない)
以上の4件は(DFGMAK-Doc.12 (1999))。なお、LC50値が蒸気圧飽和濃度(84605 ppmV)の90%より低いので、「ミストをほとんど含まない蒸気」として気體の基準(zhǔn)値を適用した。(GHS分類:區(qū)分1)
吸入(蒸気): ラットLC50値: 202.5 ppmV/1h (103 ppmV/4h)(PATTY (5th, 2001))、202.5-243 ppmV/1h (103-121 ppmV/4h)、<25 ppmV/7h (<33 ppmV/4h)、<50 ppmV/3.5h (<46.7 ppmV/4h)、<100 ppmV/2h (<70.7 ppmV/4h)
吸入(ガス): GHSの定義における固體である。(GHS分類:分類対象外)
皮膚腐食性?刺激性
ウサギの腹部皮膚に55%水溶液を適用した試験で、重度の腐食性(severe corrosion)を示し(DFGMAK-Doc.12 (1999))、またウサギに30%水溶液を適用した試験でも皮膚に重度の損傷(severe damage)を起こした(ACGIH (2001))との報告がある。なお、EU分類ではC; R34に分類されている(EU-Annex Ⅰ(Access on Jun. 2009))。(GHS分類:區(qū)分1)
眼に対する重篤な損傷?刺激性
ウサギの眼に30%水溶液を適用した試験において重度の損傷(severe damage)を起こした(ACGIH (2001))との結(jié)果があり、ヒトでも40%水溶液が眼に入った時に組織破壊を含む眼に重篤な損傷をもたらしたとの記載(ACGIH (2001))がある。なお、本物質(zhì)は皮膚に対しても腐食性が認(rèn)められている。(GHS分類:區(qū)分1)
呼吸器感作性又は皮膚感作性
皮膚感作性:モルモットを用いたMaximization Test(Magnusson-Kligman Test)において、皮膚刺激性を示さない濃度0.002%で感作性は起こさなかったとの報告がある(DFGMAK-Doc.12 (1999))。(GHS分類:データ不足で分類できない。)
呼吸器感作性:データなし。(GHS分類:分類できない)
生殖細(xì)胞変異原性
複數(shù)のエームス試験(NTP DB (Access on Jun. 2009)、DFGMAK-Doc.12 (1999))、CHL細(xì)胞を用いた染色體異常試験(安衛(wèi)法変異原????集(1996))、ヒトリンパ芽細(xì)胞を用いたHPRT試験(DFGMAK-Doc.12 (1999))でいずれも陽性の報告がある。なお、本物質(zhì)はビニルクロライドの代謝物で二官能性のアルキル化剤(bifunctional alkylating metabolites)であり、その最終発癌誘発形(ultimate carcinogenic form)と考えられる。(GHS分類:データ不足で分類できない。)
発がん性
マウスの雄に2年間飲水投與した試験において、死亡率に影響はなく、唯一投與に関連した腫瘍性変化は肝臓腫瘍の発生増加で、肝臓癌の発生率および肝臓の腺腫、癌腫、結(jié)節(jié)の合計の発生率が背景対照に比べて増加した(DFGMAK-Doc.12 (1999))との報告がある。なお、マウスを用い12.5 mg/kgを週1回630~636日間にわたり経口投與した試験、および50 mg/kgを週3回581日間にわたり経皮投與した試験では発がん性の証拠となるデータは得られていない(DFGMAK-Doc.12 (1999))。また、EU分類ではCarc. Cat. 3; R40(EU-Annex Ⅰ(Access on Jun. 2009))であるが、その根拠となる情報は不明ではある。(GHS分類:區(qū)分2)
生殖毒性
データなし。(GHS分類:分類できない)