尿崩癥薬
尿崩癥(diabetes insipidus)は視床下部-下垂體後葉が病変して抗利尿ホルモンの分泌又は放出を低減するため引き起こした疾患である。その主な癥狀は多尿と多飲、脫水である。これらの癥狀を緩和できる全ての薬物は尿崩癥治療薬と呼ばされる。
本系薬は以下の二つの種類に分けられる:一つは下垂體後葉製剤であり,抗利尿ホルモン(バソプレシンとも呼ばされる)を含有し,例えば下垂體後葉吸入剤や注射剤,近年人工的に合成されたバソプレシン例えばリシンバソプレッシン等は,いずれも補充療法用薬に屬し,本系薬はトリプシンによって損なわられやすいため,経口投與できず,経粘膜投與又は注射投與を行わなければならない。もう一つはヒドロクロロチアジド等のような経口投與製剤であり,該薬物は軽度の尿崩癥のみに有効であり,重度の尿崩癥に対して著しい効果がない。ヒドロクロロチアジドの役割と用途は利尿薬を參考する。
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