急性毒性
経口
GHS分類: 區(qū)分3
ラットのLD50値として、218 mg/kg (HSDB (2015)) に基づき、區(qū)分3とした。
経皮
GHS分類: 區(qū)分3
工業(yè)等級の本物質(zhì) (1-クロロ-2-プロパノール75%、本物質(zhì)25%で構(gòu)成) のラットのLD50値として、440 mg/kg (ACGIH (7th, 2002))、ウサギのLD50値として、480 mg/kg及び約500 mg/kg (PATTY (6th, 2012))、530.6 mg/kg (PATTY (6th, 2012)、ACGIH (7th, 2002)) との報告に基づき、區(qū)分3とした。なお、1-クロロ-2-プロパノールと2-クロロ-1-プロパノールは急性毒性 (経口) において同等の毒性を有している (1-クロロ-2-プロパノールの経口LD50値は100~300 mg/kg、2-クロロ-1-プロパノールの経口LD50値は218 mg/kgであり、いずれも區(qū)分3に分類される) ことに基づき、経皮についても同等の毒性を有するとみなした。
吸入:ガス
GHS分類: 分類対象外
GHSの定義における液體である。
吸入:蒸気
GHS分類: 分類できない
データ不足のため分類できない。
吸入:粉じん及びミスト
GHS分類: 分類できない
データ不足のため分類できない。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
GHS分類: 區(qū)分2
本物質(zhì)は皮膚に刺激性あり (HSDB (2015)) との記載から區(qū)分2とした。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
GHS分類: 區(qū)分2
本物質(zhì)は眼に刺激性あり (HSDB (2015)) との記載から區(qū)分2とした。
呼吸器感作性
GHS分類: 分類できない
データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
GHS分類: 分類できない
データ不足のため分類できない。
生殖細(xì)胞変異原性
GHS分類: 區(qū)分2
本物質(zhì)単獨(dú)のデータはないが、本物質(zhì)25%を含む製品 (本物質(zhì)25%、1-クロロ-2-プロパノール75%) について、in vivoではマウス飲水投與による末梢血を用いた小核試験で陰性の報告があるが、ラット経口投與による骨髄細(xì)胞を用いた染色體異常試験で陽性、哺乳類 (詳細(xì)不明) を用いた染色體異常試験で陽性の結(jié)果がある (NTP DB (2015)、ACGIH (7th, 2002))。In vitroでは細(xì)菌を用いた復(fù)帰突然変異試験、哺乳類培養(yǎng)細(xì)胞を用いたマウスリンフォーマ試験、染色體異常試験、小核試験及び姉妹染色分體交換試験でいずれも陽性 (NTP DB (2015)、ACGIH (7th, 2002)、NTP TR 477 (1998)、PATTY (6th, 2012)) の報告がある。ACGIH (2002) には、異性體混合物と比べて1-クロロ-2-プロパノールはわずかに変異原性が弱いとの記載があり、本物質(zhì)と1-クロロ-2-プロパノールはほぼ同等の変異原性を示すと考えられることから、異性體混合物のデータをもとに區(qū)分をおこなうこととした。以上より、in vivo染色體異常の陽性に加え、in vitroにおいて複數(shù)の試験で陽性結(jié)果が認(rèn)められることから、區(qū)分2とした。
発がん性
GHS分類: 分類できない
ヒトでは本物質(zhì)単獨(dú)ばく露による発がん性の情報はない。しかし、本物質(zhì)、1-クロロ-2-プロパノール (本物質(zhì)の異性體) を含むクロロヒドリン化合物の製造工場に従事した男性作業(yè)者を?qū)澫螭趣筏骏偿郓`ト研究において、當(dāng)初、膵臓がん、及びリンパ造血系腫瘍による死亡率の増加が報告されたが、その後、國際がん研究機(jī)関 (IARC) によるプロピレンクロロヒドリン (本物質(zhì)の別名) を含む関連化合物に対するヒト発がん性評価が実施され (IARC vol. 20 (1978))、クロロヒドリン化合物製造工場での発がん性報告は発がん性の疫學(xué)的証拠としては不十分であるとされ、IARC はいずれの腫瘍に対しても発がんリスクの増加はないと結(jié)論した経緯がACGIH に引用されている (ACGIH (7th, 2002))。さらに、IARC評価後、他の3箇所のクロロヒドリン化合物製造施設(shè)における疫學(xué)調(diào)査でも工場での作業(yè)と膵臓がん発生率増加の間に相関のないことが報告された (ACGIH (7th, 2002))。ただし、膵臓がんによる死亡率増加を報告した研究のコホート追跡期間が35年であったのに対し、相関性なしとした報告の追跡期間は25年間と短いことを指摘して、ACGIHは本物質(zhì)ばく露と発がんとの関連性について、疫學(xué)研究からはまだ結(jié)論を?qū)Г訾护胜い趣我娊猡蚴兢筏?(ACGIH (7th, 2002))。これに関連し、米國のエチレン及びプロピレンクロロヒドロクロリン製造工場に従事した男性作業(yè)者1361名を?qū)澫螭趣筏磕嬆牑?、及びリンパ造血系腫瘍による死亡例のコホート研究で、膵臓がん、リンパ造血系腫瘍の過剰リスクはなかったとの記述もある (PATTY (6th, 2012))。
一方、実験動物では本物質(zhì)を用いた発がん性試験はないが、本物質(zhì)25%、及び1-クロロ-2-プロパノール75%を含む混合物をラット、又はマウスに2年間飲水投與した試験では、いずれの組織にも腫瘍発生頻度の増加はみられなかったとの記述がある (ACGIH (7th, 2002)、PATTY (6th, 2012))。
このように、実験動物では発がん性の証拠はないが、ヒトの疫學(xué)データからは本物質(zhì)ばく露とヒト発がんとの関連性について結(jié)論を下せないとの判斷から、ACGIHは本物質(zhì)、及び1-クロロ-2-プロパノールの発がん性分類結(jié)果をA4とした (ACGIH (7th, 2002))。以上、ACGIHの見解も踏まえ、発がん性については分類できないとした。
生殖毒性
GHS分類: 分類できない
本物質(zhì)ばく露による生殖毒性影響に関する知見はヒト、実験動物のいずれもない。ただし、本物質(zhì)25%、及び1-クロロ-2-プロパノール75%を含む工業(yè)等級品のラットを用いた飲水投與による連続交配試験では、生殖能への影響はみられていない (ACGIH (7th, 2002)、PATTY (6th, 2012))。よって、データ不足のため分類できないとした。