急性毒性
経口
【分類根拠】 (1)~(6)より、區(qū)分に該當(dāng)しない。
【根拠データ】 (1)ラットのLD50:4,320 mg/kg(ATSDR (2022)) (2)ラットのLD50:5,600 mg/kg(JMPR (2016)) (3)ラット(雄)のLD50:11,300 mg/kg(食安委 農(nóng)薬評(píng)価書 (2016)) (4)ラット(雌)のLD50:10,500 mg/kg(食安委 農(nóng)薬評(píng)価書 (2016)) (5)ラットのLD50:> 2,000 mg/kg(CLH Report (2017)) (6)ラットのLD50:> 5,000 mg/kg(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の勧告等 (2022)、EHC 159 (1994))
経皮
【分類根拠】 (1)~(3)より、區(qū)分に該當(dāng)しない。
【根拠データ】 (1)ウサギのLD50:> 5,000 mg/kg(食安委 農(nóng)薬評(píng)価書 (2016)、産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の勧告等 (2022)、CLH Report (2017)、EHC 159 (1994)) (2)ラットのLD50:> 2,000 mg/kg(CLH Report (2017) 、EHC 159 (1994)) (3)ラットのLD50:> 5,000 mg/kg(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の勧告等 (2022))
吸入: ガス
【分類根拠】 GHSの定義における固體であり、區(qū)分に該當(dāng)しない。
吸入: 蒸気
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
吸入: 粉じん及びミスト
【分類根拠】 (1)~(3)より、區(qū)分に該當(dāng)しない。なお、新たな知見に基づき分類結(jié)果を変更した。
【根拠データ】 (1)ラットのLC50(4時(shí)間、グリホサート酸及びその塩):> 5 mg/L(EFSA (2015)) (2)ラットのLC50(4時(shí)間、粉じん、鼻部ばく露):> 5.04 mg/L(CLH Report (2017)) (3)ラットのLC50(4時(shí)間、粉じん):> 5.48 mg/L(CLH Report (2017))
【參考データ等】 (4)ラットのLC50(4時(shí)間):> 4.43 mg/L(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の勧告等 (2022))
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
【分類根拠】 (1)、(2)より、區(qū)分に該當(dāng)しない。
【根拠データ】 (1)ウサギ(n= 3または6)を用いた皮膚刺激性試験の11試験中の9試験において刺激性変化はみられなかった。その他の2試験(OECD TG404)においては、各1/3例で軽度の紅斑がみられたが、24~48時(shí)間以內(nèi)に回復(fù)したとの報(bào)告がある(EU CLP CLH (2017))。 (2)本物質(zhì)はウサギの皮膚に刺激性を示さなかった(JMPR (2016))。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
【分類根拠】 (1)~(3)より、區(qū)分1とした。
【根拠データ】 (1)ウサギ(n=2)を用いた眼刺激性試験(21日観察)において、角膜混濁、虹彩炎、結(jié)膜の充血、浮腫及び分泌物など重大な傷害がみられ、1例の影響は21日以內(nèi)に回復(fù)しなかったとの報(bào)告がある(ECHA RAC Opinion (2017)、CLH Report (2016))。 (2)ウサギ(n=6)を用いた眼刺激性試験(21日観察)において、角膜混濁(平均スコア1~2.7)、結(jié)膜発赤及び浮腫が6/6例に認(rèn)められた。3/5例(1例偶発的死亡)でみられた影響は21日以內(nèi)に回復(fù)しなかったとの報(bào)告がある(ECHA RAC Opinion (2017)、CLH Report (2016))。 (3)ウサギ(n=1)を用いた眼刺激性試験(24時(shí)間観察)において、1例で重度の眼の損傷が24時(shí)間後にみられ、試験は24時(shí)間で終了した。みられた所見は角膜混濁とびらん、結(jié)膜の発赤、浮腫、分泌物、黒點(diǎn)は少ないが眼瞼の浮腫と24時(shí)間後のフルオレセイン染色陽性であったとの報(bào)告がある(ECHA RAC Opinion (2017)、CLH Report (2016))。
呼吸器感作性
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
【分類根拠】 (1)、(2)より、區(qū)分に該當(dāng)しない。
【根拠データ】 (1)モルモット(n= 20)を用いたMaximisation試験(GLP、皮內(nèi)投與:10%溶液)において、惹起終了24、48時(shí)間後の陽性率は0%(0/20例)であったとの報(bào)告がある(食安委 農(nóng)薬評(píng)価書 (2016)、農(nóng)薬抄録 (2016))。 (2)マウスを用いたLLNA法による2試験及びモルモットを用いたMaximisation法による12試験の全ての試験結(jié)果で陰性であった(EU CLP CLH (2017))。
生殖細(xì)胞変異原性
【分類根拠】 (1)~(4)より、in vivoで一部陽性知見がみられた試験は試験方法に問題があること、in vitroの試験ではすべて陰性であること、(5)~(7)において遺伝毒性に関する十分な証拠が得られていないと結(jié)論されていることから、區(qū)分に該當(dāng)しない。
【根拠データ】 (1)In vivoでは、マウスを用いた優(yōu)性致死試験(単回経口投與、200~2,000 mg/kg)及びラットを用いた優(yōu)性致死試験(単回経口投與、5,000 mg/kg)及びラットの骨髄細(xì)胞を用いた小核試験(単回腹腔內(nèi)投與、1,000 mg/kg)において、陰性の報(bào)告がある(食安委 農(nóng)薬評(píng)価書 (2016)、農(nóng)薬抄録 (2016))。 (2)In vivoでは、げっ歯類(マウス6試験、ラット1試験)の骨髄細(xì)胞を用いた経口投與(最大2,000又は5,000 mg/kg)による小核試験(OECD TG474、GLP)の結(jié)果は、マウス、ラットの6試験で陰性の報(bào)告がある。マウス1試験では最高用量群の雌で小核を有する多染性赤血球の比率の増加(雄は有意差なし)がみられ、弱陽性と判定された。また、マウスの骨髄細(xì)胞を用いた腹腔內(nèi)投與(15.6~563 mg/kg)による小核試験7試験のうち、5試験で結(jié)果は陰性の報(bào)告がある。他2試験は陽性と判斷されたが、方法論的に問題があり(記述不十分、例數(shù)が少ない、観察細(xì)胞數(shù)が少ない等)、結(jié)果の解釈には注意が必要と指摘されている(EU CLP CLH (2017))。 (3)グリホート含有製品は300 mg/kg(グリホサート換算用量)を腹腔內(nèi)投與したマウスの肝臓と腎臓で一本鎖DNA切斷を、腎臓の細(xì)胞で酸化的DNA損傷を誘導(dǎo)した。しかし、この用量では肝臓と腎臓に高度の毒性を生じることから、肝臓と腎臓におけるDNA鎖切斷は臓器毒性を介した二次的影響の可能性を否定できない。一方、グリホサート含有製品を腹腔內(nèi)投與後のマウスの肝臓と腎臓でDNA付加體形成を生じることが報(bào)告された。分析用グレードのグリホサートを270 mg/kgで同様に腹腔內(nèi)投與したマウスではDNA付加體形成がみられなかったことから、DNA付加體形成はグリホサート製品中の他成分に関連した影響の可能性が考えられた(ATSDR (2020))。 (4)In vitroは、細(xì)菌を用いた復(fù)帰突然変異試験、哺乳類培養(yǎng)細(xì)胞を用いた遺伝子変異試験結(jié)果は全て陰性の報(bào)告がある(食安委 農(nóng)薬評(píng)価書 (2016)、EU CLP CLH (2017)、IARC 112 (2017))。 (5)グリホート含有製品による実験において、変異原性?遺伝毒性を有する可能性を示唆する結(jié)果がみられるが、グリホサート原體でのその証拠は不十分である(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の勧告等 (2021))。 (6)EPAは、グリホサート原體について、経口経路を介して引き起こされる體內(nèi)での遺伝子突然変異の誘発について説得力のある証拠がないと結(jié)論付けている。グリホサート誘発性炎癥の可能性について高用量ばく露によって引き起こされる毒性に続発する遺伝毒性効果 (すなわち、グリホサート誘発性炎癥、酸化ストレス、8-OH-dG、および姉妹染色分體交換または SCE) に関連している(EPA Proposed Interim Decision (2019))。 (7)ECHAは、グリホサートについて、特定標(biāo)的臓器毒性、発がん性、変異原性、生殖毒性の項(xiàng)目で利用可能な科學(xué)的証拠がなく分類する基準(zhǔn)を満たしていないとしている(ECHA RAC Opinion (2017))。
【參考データ等】 (8)IARCはグリホサートの発がん性分類をグループ2Aに引き上げた根拠の一つとして、グリホサート原體が遺伝毒性物質(zhì)である強(qiáng)い証拠があると結(jié)論している(IARC 112 (2017))。
発がん性
【分類根拠】 (1)のヒトでの調(diào)査での発がん性の限られた証拠をもとに區(qū)分2とした。新たな情報(bào)源を利用し分類結(jié)果を変更した。
【根拠データ】 (1)本物質(zhì)の使用履歴と非ホジキンリンパ腫(NHL)との関連についての疫學(xué)研究について、14の癥例対照研究のうち4つで統(tǒng)計(jì)的に有意な関連が観察されたものの、質(zhì)の高いコホート研究である農(nóng)業(yè)従事者を?qū)澫螭趣筏棵讎未笠?guī)模コホート研究(Agricultural Health Study、AHS)では有意な関連は観察されなかった。一方、AHSと5つの癥例対照研究を含むメタ解析では有意な観察されたものの、AHSと2つのコホート研究を含むメタ解析では本物質(zhì)の使用履歴とNHLで有意な関連は観察されず、関連性の一致性がみられなかったことから、日本産業(yè)衛(wèi)生學(xué)會(huì)はグリホサートの発がん性に関する疫學(xué)的証拠は限定的であると結(jié)論している(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の勧告等 (2021))。 (2)動(dòng)物を用いた発がん性試験については、ラットとマウスを用いた多くの試験があるが、その結(jié)果はがん発生の有無やその部位の一貫性に欠けること、OECDのテストガイドライン上で大量ばく露とされる投與量における試験結(jié)果が含まれることから、日本産業(yè)衛(wèi)生學(xué)會(huì)は証拠が十分でないと結(jié)論している(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の勧告等 (2021))。 (3)日本産業(yè)衛(wèi)生學(xué)會(huì)で第2群B(區(qū)分2相當(dāng))に分類され(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の勧告等 (2021))、IARCはヒト疫學(xué)、動(dòng)物試験データ及び作用機(jī)序の評(píng)価結(jié)果に基づき、以前の分類區(qū)分(2B)からグループ2A(區(qū)分1B相當(dāng))に分類した(IARC 112 (2017))。
【參考データ等】 (4)EUの評(píng)価では、ラットでみられた良性の腫瘍性病変(膵島腺腫と肝細(xì)胞腺腫)は雄のみ、7試験中5試験でみられなかったことから、グリホサート誘発性の腫瘍の確たる証拠はないと結(jié)論された。また、マウスでは一部の試験でみられた腎尿細(xì)管腫瘍、血管肉腫及び悪性リンパ腫の3つの腫瘍のうち、5試験中4試験の高用量群の雄マウスにみられた悪性リンパ腫が注目されたが、腫瘍発生率は試験間でのばらつきが大きく、多くは利用可能な対照群の発生頻度の範(fàn)囲內(nèi)で、これより高い腫瘍発生率の試験ではリンパ節(jié)の非腫瘍性病変に並行的な増加がみられず投與に関連した腫瘍発生かどうか疑わしく、雌雄間での不一致性、ラットの試験結(jié)果からマウスにおける発がん性の確たる証拠はないと結(jié)論された(EU CLP CLH (2017))。 (5)IARCは、いくつかの癥例対照研究において、グリホサートへのばく露と関連した非ホジキンリンパ腫(NHL)のリスクの増加の報(bào)告があるが、大規(guī)模なAHS(US Agricultural Health Study)のコホート研究ではNHLの過剰を示すことができず、ヒトでの発がん性の証拠は限られると結(jié)論した(IARC 112 (2017))。
生殖毒性
【分類根拠】 実験動(dòng)物を用いた標(biāo)準(zhǔn)的な生殖発生毒性試験結(jié)果からは、本物質(zhì)の生殖発生影響について否定的な報(bào)告もあるが、(1)~(4)の新たな知見に基づき、女性の性機(jī)能への有害影響を否定できないことから區(qū)分2とした。なお、新たな情報(bào)源を利用し分類結(jié)果を変更した。
【根拠データ】 (1)アメリカのインディアナポリスで実施された妊婦(n= 71、平均年齢29歳)を?qū)澫螭趣筏壳跋颏偿郓`ト研究では、尿中グリホサート濃度(妊娠11~38週)をばく露指標(biāo)とし、出生児の成長指標(biāo)との関連はなかったが、妊娠期間の短縮との関連がみられたとの報(bào)告がある(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の勧告等 (2021))。 (2)グリホサートの0.5%水溶液とグリホサート含有製品の0.5%水溶液を妊娠ラットに飲水投與(妊娠0~18日)し妊娠18日に剖検した。対照群との比較において、両投與群とも體重増加抑制と卵巣重量の減少がみられた。成熟卵胞數(shù)は対照群(平均値10.67)と比べてグリホサート0.5%水溶液投與群(同2.33)及び市販製品0.5%水溶液投與群(同6.00)では減少した。一方、閉鎖卵胞數(shù)は対照群(1.67)と比べてグリホサート投與群(14.00)及び市販製品投與群(6,33)と増加した。また、両投與群では卵胞刺激ホルモン受容體(FSHR)mRNAの発現(xiàn)低下がみられた(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の勧告等 (2021))。 (3)ウサギを用いた7つの強(qiáng)制経口投與による発生毒性試験結(jié)果について、EUは顕著な母動(dòng)物毒性(死亡、下痢等)がみられる用量で、著床後胚損失率の低下、胚/胎児死亡の増加、低頻度の奇形発生(心血管奇形、骨格奇形)が認(rèn)められた。頭蓋顔面の明瞭な骨格奇形が1つの試験で報(bào)告されたが、他の6試験でも同様の奇形発生例が500 mg/kg/day以上の用量でみられたことを付記した(EU CLP CLH (2017))。 (4)(3)のウサギを用いた7つの強(qiáng)制経口投與による発生毒性試験結(jié)果について、日本産業(yè)衛(wèi)生學(xué)會(huì)では、ウサギの胎児でみられた発生影響は母動(dòng)物の下痢や體重増加抑制等による二次的な影響の可能性を否定できないが、母動(dòng)物毒性のみで発生影響をすべて説明することは困難である旨の見解を示している(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の勧告等 (2021))。 (5)日本産業(yè)衛(wèi)生學(xué)會(huì)で生殖毒性分類第3群に分類された(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の勧告等 (2021))。
【參考データ等】 (6)マウスを用いた飲水投與試験(胎生10.5日~離乳(生後20日)、0.5~50 mg/kg/day)において、雄出生児を生後5、20、35日及び8ヵ月齢で剖検した結(jié)果、生後20日の雄児の精巣に形態(tài)異常がみられ、生後35日の雄児では血清テストステロン値の有意な低下が認(rèn)められた。これらの影響は0.5 mg/kg/day群でも認(rèn)められたが、用量依存性は明確でなかった。8ヵ月齢の雄動(dòng)物では、精子數(shù)、精巣重量等に用量依存的な影響はみられなかった(産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の勧告等 (2021))。 (7)ラットを用いた混餌投與による二世代生殖毒性試験(1,000~10,000 ppm)において、親動(dòng)物では最高用量のF1雄に體重増加抑制及び摂餌量低下が認(rèn)められたが、雌では毒性所見は認(rèn)められなかった。児動(dòng)物では最高用量群のF1雌雄で體重増加抑制がみられた。最高用量の10,000 ppmまで親動(dòng)物の生殖能への影響は認(rèn)められなかった(食安委 農(nóng)薬評(píng)価書 (2016)、EU CLP CLH (2017))。本試験を含めてグリホサートのラットを用いた6つの二世代生殖毒性試験では、親動(dòng)物の受胎能への有害影響は認(rèn)められなかった(EU CLP CLH (2017))。 (8)ラットを用いた強(qiáng)制経口投與による発生毒性試験(妊娠6~15日)では、限度量の1,000 mg/kg/dayまでの用量で母動(dòng)物、胎児に影響は認(rèn)められなかった(食安委 農(nóng)薬評(píng)価書 (2016)、EU CLP CLH (2017))。本試験を含めてグリホサートのラットを用いた6つの発生毒性試験から、顕著な母動(dòng)物毒性(死亡、體重増加抑制、癥狀等)が生じる用量で、胎児に骨化遅延、骨格奇形(低頻度)がみられたが、二次的影響の可能性もあり、本物質(zhì)投與による発生毒性の十分な証拠は得られなかった(EU CLP CLH (2017))。 (9)グリホサートばく露がヒトの生殖能に及ぼす影響について検討された7つの疫學(xué)研究報(bào)告を精査した結(jié)果、多産能、流産、早産、妊娠糖尿病、出生時(shí)體重、先天性奇形、神経管障害、子供における注意欠陥障害/注意欠陥多動(dòng)性障害(ADD/ADHD)の発生には、グリホサートばく露とは統(tǒng)計(jì)的に有意な正の関連はないと考えられた(EU CLP CLH (2017))。
特定標(biāo)的臓器毒性 (単回ばく露)
【分類根拠】 (1)~(5)より、區(qū)分に該當(dāng)しないとした。経口、経皮及び吸入経路において、本物質(zhì)に特異的な標(biāo)的臓器毒性はないと考えられた。なお、新たな知見に基づき分類結(jié)果を変更した。
【根拠データ】 (1)EUでの調(diào)査では、グリホサート単獨(dú)ばく露によるヒトの中毒情報(bào)はないが、グリホサート含有製品(除草剤)を経口摂取または吸入して急性中毒を生じた事故例の報(bào)告は多數(shù)ある。ヒトでの気道刺激を報(bào)告した1癥例も本物質(zhì)含有製品へのばく露によるもので活性成分のグリホサート単獨(dú)によるものでなく、製品に含まれる非イオン性界面活性剤による影響とみられている(ECHA RAC Opinion (2017))。 (2)24件のラットおよび4件のマウスを用いた単回経口投與試験では、すべて2,000 mg/kg(區(qū)分2の範(fàn)囲)以上の高用量で実施されており、最も多くみられた癥狀は呼吸困難、下痢、活動(dòng)性低下、運(yùn)動(dòng)失調(diào)、立毛、痙攣及び円背姿勢であったとの報(bào)告がある(ECHA RAC Opinion (2017))。 (3)20件のラットおよび1件のウサギを用いた単回経皮投與試験では、すべて2,000 mg/kg(區(qū)分2の範(fàn)囲)以上の高用量で実施されており、最も多くみられた癥狀は體重低下、下痢及び軽度の局所影響であったとの報(bào)告がある(ECHA RAC Opinion (2017))。 (4)13件のラットを用いた単回吸入ばく露試験において、8試験が5.0 mg/L(區(qū)分2の範(fàn)囲)でばく露され、殘りの5試験は試験最高濃度の2.0 mg/L~4.43 mg/L超(區(qū)分2の範(fàn)囲)でばく露された。最も多くみられた癥狀は、上気道の刺激、活動(dòng)亢進(jìn)、呼吸數(shù)の増加/減少、立毛、脫毛、被毛濕潤、軽度體重減少、軽度振戦及び軽度運(yùn)動(dòng)失調(diào)であり、これらの癥狀は試験間で一致して報(bào)告されたものではなかったとの報(bào)告がある(ECHA RAC Opinion (2017))。 (5)ラットを用いた経口投與による急性神経毒性試験において、2,000 mg/kg(區(qū)分2の範(fàn)囲)で雌3/10例で活動(dòng)性低下、行動(dòng)抑制、うずくまり姿勢又は體溫低下、下痢、削痩、つま先歩行、異常発聲がみられ、1 例がその後死亡した。これらの所見は検體投與に関連したものであるが、神経毒性に特異的なものではなく、グリホサートの高用量投與に関連した一般毒性を反映したものと考えられたとの報(bào)告がある(食安委 農(nóng)薬評(píng)価書 (2016)、ECHA RAC Opinion (2017))。
特定標(biāo)的臓器毒性 (反復(fù)ばく露)
【分類根拠】 (1)、(2)より、経口経路では區(qū)分に該當(dāng)しない。ただし、他経路での毒性情報(bào)がなくデータ不足のため分類できない。
【根拠データ】 (1)2件のラットを用いた混餌投與による90日間反復(fù)経口投與試験、マウスを用いた混餌投與による90日間反復(fù)経口投與試験、イヌを用いたカプセル投與による1年間慢性毒性試験において、検體投與に関連した毒性所見はみられなかったとの報(bào)告がある(食安委 農(nóng)薬評(píng)価書 (2016))。 (2)ラットを用いた混餌投與による2年間慢性毒性/がん原性併合試験において、20,000 ppm(940 mg/kg/day(雄)、1,180 mg/kg/day(雌)、區(qū)分に該當(dāng)しない範(fàn)囲)で雄に白內(nèi)障様変化又は水晶體線維変性及び水晶體混濁(眼科的検査)がみられたとの報(bào)告がある(食安委 農(nóng)薬評(píng)価書 (2016))。
【參考データ等】 (3)疫學(xué)的なデータは全て本物質(zhì)を含む農(nóng)薬製剤にばく露された人を含む報(bào)告で、活性物質(zhì)である原體のみにばく露されたわけではなく、しかも他の農(nóng)薬にもばく露されている可能性があるため、本物質(zhì)のヒトへの反復(fù)ばく露影響として利用可能な報(bào)告はない(CLH Report (2016))。
誤えん有害性*
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
* JIS Z7252の改訂により吸引性呼吸器有害性から項(xiàng)目名が変更となった。